リクルート社の創業者、元会長。 1936年、生まれ。2013年2月8日、死去。 大阪府出身。政治家や官僚が関わった贈収賄事件であるいわゆる「リクルート事件」で、起訴。 2003年3月、東京地裁で懲役3年執行猶予5年の判決が出ている(判決確定)。2003年に出版された自伝『かもめが翔んだ日』(ISBN:402100081X)はベストセラーとなった。
『企業の天才! 江副浩正 8 兆円企業リクルートをつくった男』(大西康之,東洋経済新報社,2021年2月11日)を読了。 リクルートは「ファクトとロジック」「財務諸表と経営戦略」の会社になりました。人の情緒に訴える「カリスマ経営」の対極に位置する,日本では珍しいタイプの会社です。「世界の情報をすべて整理する」という社是を掲げたアメリカのグーグルも,ロジックの会社です。その意味で,リクルートとグーグルは同じタイプと言えるかもしれません。(位置 No. 37) リクルートとグーグルは似ている, 日本はいつから,これほどまでに新しい企業を生まない国になってしまったのか。答えは「リクルート事件」の後か…
現在の日本経済界において リクルート出身の経営者、起業家は どれだけいるだろうか。 人材輩出企業として メガベンチャー企業として 日本経済を牽引し続けるDNAは 1人の天才から受け継がれる。 株式会社リクルート創業者 江副浩正。 江副浩正の生い立ちから かなり丁寧に綴られており 自叙伝といっても良いだろう。 驚くべきは江副氏の発想力であり先見性だ。 本書を読んで学ぶべき点は数多くあるが 天才的な思考、行動力など 枠に囚われないイノベーター。 とても真似できそうにもない。 世間で騒がれる事件さえ起こらなければ GAFAに匹敵する日本企業が生まれていただろう。 昭和の時代から平成へと 日本経済を語…
『起業の天才! 江副浩正 8兆円企業 リクルートを作った男』大西康之東洋経済新聞社2021年2月11日 第一刷発行 六本木アカデミーヒルズで、2021年3月に「今読むべき新刊図書」で紹介されていた本。買う気にはならなかったので、図書館で予約していた。ようやく、10か月かかって順番が回ってきた。 江副さんに関する本は、リクルートのOBである馬場マコトさん・土屋洋さんが書かれた「江副浩正」(日経 BP 社、2017年12月25日)というのを読んだことがある。 megureca.hatenablog.com リクルートを作ったころの江副さんは、まさに起業家だったのだと思う。でも、どこかでタガが外れて…
全然知りませんでしたが、池上彰が取り上げるくらいすごい人なんだろうな、と思って読み始めましたが、クソ影響力でかくてびっくりしました。 江副浩正さんは、リクルートの創業者です。 情報を売っている、という革新的な考え方に基づき、現在の就活システムを作り上げた人です。 「リクルートスーツ」という言葉の生みの親といってもいいでしょう笑 東大卒なのですが、学生時代に「東大新聞」という新聞を発行していました。 普段から新聞を読んでいた江副さんは、ひらめきます。 「東大新聞の下に求人情報を載せたら、企業的にはすげーいいんじゃね?東大生を安く獲得できるんじゃね?」 という発想です。 そうやって、証券会社の求人…
これまでわたしが働いてきた中で感じた様々なことが全部繋がるように書かれていて、夢中になって読みました。リアルタイムでニュースになった出来事をなんとなく覚えていたのは第3部以降だけど、第1部からおもしろい。自分がリクルートで働いていたような気すらしてくる臨場感。 リクルートの江副氏が作ったマインドはタンポポの綿毛が飛ぶように他の業界へも広がったと第3部に書いてあったけれど、本当にその通りだなと感じます。ウェブメディアに関わる仕事をしたことのある人は、このマインドをいつの間にかどこかで注入されているんじゃないかな。適正だのスキルだの好きだ苦手だという前に、その仕事に執着できるかどうか。その関係性を…
立花隆さん、亡くなってしまった。 ご冥福をお祈り申し上げます。 たくさんの「知」を提供くださいまして、ありがとうございました。 私が、理系の道に進んだのも、立花さんの影響がなかったとは言えない。 学生の頃、彼の本を夢中になって読んだ。 こんな頭の中になれたら楽しいだろうな、と思って。 すでに、内容は忘却の彼方だが、、、。 先日、「江副浩正」を読んでいたら、彼に出会ったのである。 megureca.hatenablog.com そして、思い出していたところだった。 そういえば、立花さん、闘病されているはずだけど、どうされているのかなぁ。 新刊、でたりしないかなぁ。 と、ほんの数日前におもっていた…
「江副浩正」 馬場マコト・土屋洋 著日経 BP 社2017年12月25日 一版一刷 リクルート株式会社の創業者である江副浩正の生涯を書いた本。 著者の二人は、日本リクルートセンターの OB である。江副は 19936年6月12日大阪市天王寺区で生まれている。著者の馬場さんは1947年生まれ。もうひとりの土屋さんは1946年生まれ。およそ10歳年下のリクルートの OB が書いた江副さんの本である。 「この一冊、ここまで読むか!」で楠木建さんのおすすめだったので読んでみた。 一言感想。 やっぱり起業家ってすごい。そしてこの本からの学びは、「謙虚であれ」に尽きるかもしれない。 私はバブル期に大学生を…
「起業の天才 江副浩正8兆円企業リクルートをつくった男」大西康之 <所感> Googleは検索連動型広告で世の中を変えた。それを紙の時代で実現した会社が日本にあった。それがリクルートという会社。 「情報」の価値を見出し、「マス層」から「ターゲットユーザー」に広告を展開する。後から振り返るとそのビジネスモデルは時代を先んじていたという一言になるのだろう。しかしそこに目を付けてやりとえる。合言葉はグレーゾーンはセーフ。そんな稀代の経営者の話。 リクルートと言うとどうしてもリクルート事件のイメージが強い。しかもこの事件、事件と言うのでとにかく悪い事としての浅い認識だったが、その内容を見てみてると本当…
遡ること80年代 日本は半導体や自動車を大量にアメリカへ 輸出し米国経済を脅かしていました 当然アメリカは日本へ市場開放を要求 要するにもっとアメリカ製品を買いなさい と圧力をかけたわけです 電電公社・国鉄・専売公社の3公社に対し アメリカは民営化を要求しました そして1982年中曽根内閣によって 民営化が本格化します 中曽根はレーガンの要望どおり電電公社を 民営化し通信市場の開放に努めます 通信市場の開放には新規参入による コンペジターが必要となります 電電公社に対抗する新電電は莫大なコストが かかるためにみな及び腰となりました ウシオ電機の牛尾氏は中曽根に電電公社の 競争相手を探してくれと…
今日本は失われた30年という不況に見舞われ コロナによってさらに加速している状況です かつて世界の株式時価総額ランキングで NTT・日本興業銀行・住友・富士・一勧 ・三菱・東電とトップ10の7社が日本企業 更にはトヨタ・日立・松下・東芝とトップ20 の14社が日本企業でした 「24時間働けますか?」の勢いで日本は 世界を席巻していたわけです 果たして30年経った今は如何でしょうか? トヨタがかろうじてベスト50に居ても 世界ランキングは大きく様変わりしてます 韓国が誇るサムスンの時価総額が40兆円 それに対するトヨタは24兆円しかありません そして2020年の今ベスト10には中国の アリババや…