えくにかおり(1964〜)。作家
1964年3月21日東京都世田谷区生まれ。84年目白学園女子短期大学国語国文科卒業後、米国デラウェア大学で詩を学ぶ。
随筆家江國滋を父に持ち、美しい日本語感覚を持っている。
流れるように、しっくり来る表現は若い女性を筆頭に男女を問わず支持されている。
『桃子』が飛ぶ教室と言う雑誌にてデビュー作。以来数々の賞を受賞。2004年1月、『号泣する準備はできていた』 (新潮社)で第130回直木賞を受賞した。
代表作に『きらきらひかる』『つめたいよるに』『ホリー・ガーデン』など。記憶に新しいのは『冷静と情熱のあいだ ROSSO』は辻仁成『冷静と情熱のあいだ Blue』とのコラボレーション、2人で定期的に会い、話を構築してできた。映画化もされている。
『東京タワー』は2004年秋、V6岡田・黒木瞳で映画化、『スイートリトルライズ』は2010年3月に、中谷美紀・大森南朋で映画化された。
2010年『真昼なのに昏い部屋』で第5回中央公論文芸賞、2012年 『犬とハモニカ』で第38回川端康成文学賞を受賞した。
小説から絵本から童話、エッセイまで幅広く活躍中。海外の絵本の翻訳も手がけている。