空間オーディオを前提にしたルーム・デザイン。調音パネルやAVB導入で洗練された内観へ ポップスから企業案件に至るまで、幅広く制作/プロデュースを手掛ける江夏正晃。先日行われた『東京楽器博2024』の企画制作=JSPAの理事も務める人物だ。そんな彼の新たなmRX Base-2スタジオが先日完成。限られた予算内で、物件探しから施工のコスト削減まで相当苦労したそう。こだわりと機能美の追求によって生まれたスペースを、江夏のコメントとともに見ていくとしよう。 Text:Kentaro Shinozaki Photo:Hiroki Obara ワンフロアに事務所や映像スタジオなども併設しており、図面のレコ…