石見国都野郷の国人領主・都野氏の当主。官途名は刑部少輔。都野長保の子か。毛利氏に味方して勢力拡大をはかり、上村・神主の権益を回復した。また都野氏が江津へと本拠を移した時期は隆保の時代と推定されている。 家督継承 大内氏の滅亡と毛利氏への服属 江津への本拠地移転 福屋隆兼の離反と「上村・神主跡職」 毛利氏の軍事動員 参考文献 家督継承 天文十六年(1547)から同十九年(1550)と推定される十二月二十六日、都野刑部少輔という人物が、家督継承承認の礼として太刀と青銅千疋を大内義隆に対して贈っている(「波多野家所蔵都野家文書」)。天文二十一年(1552)九月には「隆保」という人物が都野氏被官の飯田…