つながる沖縄近現代史を引き続き読む。 honto.jp 今回は第13章「ウチナーンチュの世界帝国」と題された章。要するに沖縄では「人口問題」が経済政策と関係があるという内容になっている。 日本の地方の「人口問題」といえば「人口減少」だが、沖縄県はそうではない。長年人口の多さが問題になってきた。贅沢な悩みだと思うのは早計で、その裏には「人口を支える産業がない」という深刻な問題が存在している。同章を読んで基地経済への依存の不安の在処を垣間見たような気がした。以下簡単にまとめてみる。 1 増加し続ける沖縄県人口 沖縄が大幅な人口減を経験したのは沖縄戦の時だけである。その背景としては以下の原因が挙げら…