アレサンドロです。 原作の「峠」(とうげ)は、司馬遼太郎の長編時代小説です。 この小説によって、幕末から戊辰戦争時に越後長岡藩家老を勤めた河井継之助の名を、一躍世間に広めることとなった歴史小説です。 河井継之助は、近代的合理主義の考え方を持ち、時代を見据える先見性と実行性を有していました。 しかし、「藩」や「武士」という束縛から自己を解放するまでには至らず、最後には武士として、長岡藩の家臣として、新政府軍に対抗する道を選んだ英雄の悲劇を描いています。 ただ、現在における河井継之助の評価は、分かれています。 映画には継之助が戦争の見通しを聞かれ、「勝てないが、負けはしない」 原作も映画も描いてい…