今日何となく、こちらの本を再読した。 生きるとは、自分の物語をつくること(新潮文庫) 作者:小川 洋子,河合 隼雄 新潮社 Amazon 初めて読んだ時と今日とで、心に響いた箇所が違った。 前回は布の修繕のお話がとても心に残ったが、今回はこちらの箇所。 河合 無限の直線は線分と1対1で対応するんですね。部分は全体と等しくなる、これが無限の定義です。だからこの線分の話が、僕は好きで、この話から、人間の心と身体のことを言うんです。線を引いて、ここからここまでが人間とする。心は1から2で、体は2から3とすると、その間が無限にあるし分けることもできない。 小川 ああ、2.00000・・・・・。 河合 …