平成の初めまで、公的年金に税金はかからなかった。しかし、今では普通に税金が源泉徴収されている。その結果、確定申告時期の税務署は高齢者でごったがえすこととなった。要するに、天引きされた税金を取り戻すために確定申告の手続きが必要になったのだ。 住民税からも同様に公的年金から税金が徴収される。でもそのことについてはあまり話題にならない。国税は5%・住民税は10%と住民税のほうが多く徴収されるのに。 なぜか?住民税の申告は不要なのか?結論は住民税にも申告は必要だ。では、なぜ話題にならないのか? 私は、市役所で30年以上勤務後に税理士試験に合格して税理士となった。税理士の数は全国でおおよそ8万人。そのな…