国が商人からお金を巻き上げるという意味では、我が国の江戸時代の闕所(けっしょ )という言葉を思い出しました。 有名な話では大坂の豪商淀屋の事例がありますね。贅沢を極めたと言う理由で当時の幕府によって闕所(けっしょ )に処せられたとなっていますが、その実は国を左右する莫大な財力を幕府が恐れたと言う話があります。 今回のアリババの事例は、独占禁止法というお題目はありますが、創業者が「失踪」したと言う話もありましたし、おそらくは中国の国家権力に逆らった見せしめという色合いが大きいと思います。国には法令を作り執行する力があるため、それ故に国家権力というものは抑制なり牽制されるべきなのですが、そもそも中…