続きです。 ◯法治主義と法の不遡及 ですから、法律、つまり、法治主義をある程度は、踏まえなくてはならないのです。 なぜ法に従うのかというと、感情のままに、相手が悪いと言うことになれば、敵討ちの世界となるからです。相手だけでなく、その身内、仲間が、子孫まで及びかねないからです。 復讐の繰り返しとなって、争いと被害は拡大し、憎悪関係が続くからです。 根拠も不確かな怨恨が広がらないように、法では時効もあるのでしょう。 ある意味では、諦めと再出発、過去への区切り、 そして、なにより、人間の美徳である寛容、許容です。 イスラエルとアラブの争いをみるまでもなく、よくわかります。 日本人は被害感情を優先する…