先に記載した「波多神社」社地の南に隣接する「上波田阿弥陀堂」 小さな規模の堂の外観と結びつかない立派な山門を構えています。 旧西光寺山門。 元は波田地区の中心役枠割を担った若澤寺の山門と伝わります。明治初期の廃仏毀釈で廃絶した若澤寺の伽藍は周辺の寺に移築され、この山門もこの付近に建っていた若澤寺末寺の西光寺の山門として移築されたものだという。 茅葺屋根で銅板で覆われた朱の仁王門。 左右の間には鎌倉時代末の元亨年間(1321~1324)に造立されたされたされる二体の仁王像を安置します。それらは長野県宝にも指定されている。山門は仁王像の他に左右の壁に掛けられた大きな草鞋にも目が行くはずです。 山門…