これは俺が高3の時の話である。 去年の3月俺は頭が悪く国公立大学、私立大学の両方すべて落ちた。 すべてだ。信じられるか?俺も当時目を疑った。 まさに絶望である。 絶望とはまさにこういうときのために作られた熟語なのだと思った。 パソコンに表示されたたくさんの不合格通知を見たこの瞬間自分の人生が崩れる音が確実に俺の耳に聞こえた。 友達には強がって「浪人して東大行くわwww」とか文面では言っていたが、内心膝が生まれたての小鹿のようにガクガクになっていた。 変な汗まであふれてきた。 俺が通っていた高校は自称進、、いや普通に平均学力が低く俗にいう底辺高だった。しかしそんな底辺高でもみんなどこかしら大学に…