五行説(五行論)というのは、理論というよりも、古代人の自然観察によって生み出された思考法です。それはそのまま神の法則として定着しました。世界は五行で構成され五行の法則で動いています。 これは、単に古代の自然観としてとらえるものでもなく、もっと深刻に、世界は五行で作られているということに強くフォーカスするべきだったと、今頃気がつきました。科学が、存在の元素を量子だ粒子だというのと同じことです。 古代の人々は、目に見えている現実はただそこにある世界ではなくて、それを有らしめている別の要素があることを見抜いていたってことです。 哲学を生んだ古代ギリシアでも同じような考え方があります。こうした類似は驚…