”20年ぶりに故郷に帰ることになった。 しかし、気分は憂鬱だ。 突然倒れ、意識はあるもののコミュニケーションが取れなくなった父に会いに行くのが目的だったから。 そして、もうひとつ。 どうしてもこのさびれた町に帰りたくない理由が私にはあった…” これは、先日私が観たあるフランス映画の冒頭をまとめたものです。 「終」「死」「寂」「諦」 映画の前半では、正直こんな文字しか頭に浮かんでこないような状況でした。 かろうじて、舞台が海辺の町なので、 「海」「潮騒」「海鳥」 に救われている感じ。 しかし、この女主人公。ある<出逢い>を受け入れたことで、再び人生が輝き始めます。 さて、彼女が受け入れた新たな<…