筆者は、ドラマや映画を全く見ることがありません。現実で精いっぱいであり、“作り物”である物語で消耗する余裕がないのです。それでも、テレビドラマや映画には需要があります。 この記事では、昭和の時代と今を対比させながら、ドラマや映画がもつ役割などについて、考察してみます。 1.昭和という時代における映画やドラマ 昭和の時代、映画は特別な娯楽でした。映画館は日常から切り離された空間であり、そこでは非現実の世界が広がっていました。 当時は、映像そのものが貴重。遠い国の景色も、壮大な戦争も、切ない恋愛も、スクリーンの中でしか体験できません。日常が質素であればあるほど、物語は人を遠くへ連れて行ってくれたの…