いつの間にか物であふれているわが家。目に入るところはもちろん、普段は視界に入らない収納スペースなど、この先いつ使うかも分からない物があれこれぎっしりです。そして家の中のどこよりも、6畳のわたしの部屋。本棚から溢れた単行本や全集が床に積んであり、勝手に「床上収納」などとうそぶいています。 「ほんとうの豊さに出合うための9週間」(深尾双葉、KADOKAWA)は、いかに物を捨て、捨てることで心の豊さを得るかという体験談です。読み始めてすぐに引き込まれました。 単なる実用書、ハウツーに終わることなく、捨てる物、残す物を通して人生をふり返り、新しい自分を獲得する心の動きに重きが置かれているからです。物を…