【あらすじ&ひとりごと】 今回読んだのは、上條一輝さんのホラー小説『深淵のテレパス』(2024) ある”怪談”を聴いたことがきっかけで、現実が寝食されていく物語です。 そんな恐怖と、背後に潜む得体の知れない”何か”へと踏み込んで、読書を不穏な結末へと導いていきますよ。 高山カレンは、会社の部下・ゆかりに誘われ、ゆかりの弟が通う大学のサークル・オカルト研究会のイベントに参加し、奇妙な怪談を聴く。 その日を境に、カレンの周囲に異変が起こり始める。暗闇から聞こえる”ばしゃり”という湿った音、ドブ川のような異臭、そして緑色に濁った水が部屋の廊下に……。 精神的に追い詰められていくカレンは、超常現象を扱…