サラウンド録音やハイレゾ録音の名手として名前が挙がる深田晃氏。ポップスからジャズ、クラシック、映画音楽までさまざまなジャンルを手掛ける氏は、新日本フィルハーモニー交響楽団『ベートーヴェン生誕250年記念配信演奏会』(U-NEXT)でDolby Atmosミックスを行った。そこには、ステレオ・ミックスとは異なるコンセプトがあったという氏。詳しく話を聞いた。 Photo : Hiroki Obara ハイト・スピーカーがもたらす実在感 長くサラウンド作品に携わってきた深田氏。Dolby Atmosのようなフォーマットが出る前から、イマーシブな音場に関心を持っていたという。 「5.1ch時代から、セ…