1947年生まれ。愛知県出身。愛知教育大学卒。 名古屋出身の作家。名古屋あたりをモチーフにした作品を多く書いている。また、日本で「パスティーシュ」作家といえばこの人になるのだろう。風刺が効いた作品が多い。 とはいうものの、SF、ミステリー、ホラー、ユーモア、歴史もの、教育論、文章指導など、あらゆるジャンルの文章を書きこなすマルチ作家としても活躍している。
ジンクピリチオン効果は、「インパクトの瞬間」という概念の代表例として、清水義範氏によって提唱されたものです。清水義範氏は在野の研究家として、コミュニケーションや広告の分野で独自の視点を持ち、多くの著書や研究を行っています。 「インパクトの瞬間」とは、一瞬の言葉やメッセージの効果に着目した概念です。清水義範氏は、言葉やメッセージには瞬間的なインパクトがあり、その瞬間に人々の心に強い印象を残す力があると主張しています。その瞬間の言葉やメッセージが、受け手の思考や行動に大きな影響を与えると考えられています。 ジンクピリチオン効果は花王のCMでシャンプーに含まれる成分として紹介されていますが、ほとんど…
身もフタもない日本文学史 (PHP新書) 作者:清水 義範 PHP研究所 Amazon 清水義範氏の教養シリーズ。 清水氏の「得意技」の一つはパロディー。何か元となる作品があって、それを踏まえて面白さを引き出す手法だ。ということは当然その「元となる作品」について深い知識がないといけない。というわけで、清水氏は本書で紹介する作品たちについて、かなりの知識があると推測される。しかも清水氏は愛知教育大学で学んでいる。教師として「人に教える」ことを学んだというわけで、要点を噛み砕いてわかりやすく解説してくれるはずだ。 なんてなことを期待して読んだわけではない。書斎の本棚をざっと見回して、パッと目につい…
【カラー版】夫婦で行く意外とおいしいイギリス 夫婦で行く旅シリーズ (集英社文庫) 作者:清水義範 集英社 Amazon 清水義範氏が奥様と共に海外旅行に赴き、その土地土地の、主に食事を紹介する「夫婦で行く旅」シリーズの中の一冊。 今回の旅行先はイギリス。なんでも、事前に計画していたツアーが団体客のキャンセルによって、本当に直前で実施されなくなり、「代替案」として参加することになったツアーがイギリス巡りだったとのこと。まあ、ラグビー好きである私なら、みる場所にも、イベントにも、自分用の土産にも事欠かないから喜んで行っちゃうけど、この「夫婦で行く旅」シリーズの大きな特徴は、食事の詳細な紹介である…
図書館や書店で、知らない作者の本を手に取るとき、タイトルがきっかけになることが多いです。 手に取ったから買うわけではなくても、手に取らないものは買う機会さえありません。 真っ先に目に入る本の顔なのですから、おろそかにはできませんね。 今日はそんな、タイトルについて書かれた本を紹介します。 日本語の乱れ (集英社文庫) 作者:清水 義範 集英社 Amazon 清水義範「日本語の乱れ」には、 小説のタイトルについて書かれた、その名も「題名に困る話」も収録されています。 自分はタイトルを決めてからじゃないと一行も書き始められないんだ、という小説家が 担当の編集者と、古今の物語につけられたタイトルにつ…
さて、画像ツイートを並べるか。これはあなたのツイートですか?反応が遅くなってしまいましたが…今週号、「ウィッチウォッチ」に登場させていただいておりました。自分のことのようにドキドキしながら読みました。ありがとうございました😊#少年ジャンプ #ウィッチウォッチ #英語教科書 #新倉杏 https://t.co/RXMcpL9RLp— 三省堂英語教科書・教材 (@sanseido_eigo) October 28, 2021 大学で英語の教職課程取ってた人達には絶対刺さる、、今週のJUMPのウィッチウォッチ🧙♀️会話がほぼSVO構文、、、(最高 pic.twitter.com/TszKI7KuU…
中央政府は香港青年に対して国家発展に寄与する内地での実習交流による創業で5年で1万人に職を提供とのたまふ党紙。なんてありがたい中央政府の恩恵なのかしら。明報1面トップ記事が報じるのは六四の支連会に対して警察が圧力かけ昨晩10時に支連会のHPサイトが閉鎖された件。 過去20年以上の香港での毎年十万人単位の天安門事件追悼の過去がネット上から消去されようとは。だが香港を含む中共以外では抹消しようもない過去の事実なのに……と思ふが「党の決定による歴史の決定」が重要で、それに矛盾するものは排除しておかないと整合性がつかないので、さうしてゐると理解しておけばよいのだらう。そんな中共香港でコンサートも開催で…
www6.nhk.or.jp11月5日(木) [BSプレミアム] 後1:00出演者ほか 【監督】ビリー・ワイルダー,【出演】ジャック・レモン,シャーリー・マクレーン,フレッド・マクマレイ,【脚本】ビリー・ワイルダー,I・A・L・ダイアモンド,【音楽】アドルフ・ドイッチ内容 ニューヨークの保険会社で働くバクスターは独身の平社員。上司の情事の場所に自分のアパートの部屋を提供し、それを出世の足がかりにしようとするが…。ジャック・レモンと、シャーリー・マクレーンの名演技、巨大なオフィスなど、名美術監督アレクサンドル・トローネルの映画ならではのセット、名匠ビリー・ワイルダー監督の演出がさえる傑作ロマンチ…
新年、欧米の現代小説3冊め。けれども、比較にならないくらい読みにくかった。 前の2冊(ユーリ・ツェー『人間の彼方』、アン・タイラー『ヴィネガー・ガール 語りなおしシェイクスピア じゃじゃ馬ならし』)がいかに国外のいろいろな人にも読みやすいよう工夫されていたか、たとえば、情報を適量にして内容を均していたかを思い知らされた。『となりのブラックガール』は最近のニューヨークの流行やライフスタイルに関する多くの具体的なモノ・コトに満ちているから。 消費生活はもちろん、社会に敏感でいるためのメディア(SNS)と発信者(インフルエンサー)も重要な要素として描かれる。 何に関心を持っているか、持つべきだと意を…
最近読んだ記事(どれか忘れた…→この記事だ:天下人が名古屋を「都」にしなかった理由 |BEST TiMES(ベストタイムズ))に著者の名前が出てきて、図書館お取り寄せ。 日本の異界 名古屋 (ベスト新書) 作者:清水 義範 ベストセラーズ Amazon 名古屋ほど住みやすい街はない、というのが名古屋人の実感 だそうだ。だから、あえて外に出ていこうと思わないんだって。 名古屋城の話は、1610年からだとか:今もその名残がそこかしこに、家康が大改革した名古屋の街を歩く | モデルコース | 家康と名古屋 BEYOND DRAMA 本書では濃尾三川だったが:wikipedia:木曽三川 これがあるの…
かんべむさし『水素製造法』徳間文庫を読了。 SNSで何人もの本読みがこれを読んで爆笑したというので、苦労して手に入れて読んでみたのだけれど、自分にはぜんぜん刺さらなかった。爆笑どころか、クスリともしなかった。こういうのは、相性だから仕方がないのだけれど、人が楽しんでいるものを自分が楽しめないというのは、なんとも悔しい。すごく損をした気がしてしまう。 似たような作風で爆笑させられた作品はというと、清水義範の『国語入試問題必勝法』などがあって、あれには爆笑させられた。が、ふと冷静になってみて、いま読んでも爆笑できるかとなると、いまいち自信がない。もしかすると若い感性で読んだからこそ爆笑できたのかも…
ひさしぶりの清水義範、ねっころがって 読む。中学高校で習った世界史はほぼヨ ーロッパ中心(たぶん、寝てたので)、 だからモンゴルや中東、トルコの歴史と いうのはなんともあいまいである。昔、 世界最強の国家、文化があったことなど まるでわかっていない。とくにトルコ、 ビザンチン帝国とかヨーロッパとの関係 はいまの世界観に絡んでくるので困った ものである、ギリシャもそもそもヨーロ ッパなのかとふと思ったりする。 スペインがイスラム国だったことがある のもぼんやりした知識でスペインもイタ リアも国として固まったのは近代のこと なので。 それらの話を、題名のとおり目からウロ コの如く、へえそうなのかと…
お題「テスト勉強に役立つマメ知識」 豆知識というか、テクニックというか。 択一問題ってどんな試験でも採用されていることが多いと思うのですが、時間がないときにどうするか? というテクニックをご紹介。それは、 選択肢2を選べば当たる(笑 ではなくて、、、 以下の単語が入ってある選択肢を消去し、 ふつーのことを言っている選択肢 を選ぶようにしています。 絶対に 必ず いかなるときでも といった断定的なニュアンスの込められた単語がある選択肢は「絶対に」選びません! ちなみに、このテクニックが主に発揮される科目は「現代国語(現代文)」です。 この小説で学びました(笑。 国語入試問題必勝法 (講談社文庫)…
独断と偏見による傑作文學百冊。 PC内で随時更新している個人的傑作文學の一覧表を引用しました。順位表ではなく傑作群を題名の五十音順で記述したものです。題名と著者名を引用するだけではおもしろくなく失礼ですので、一作ごとに簡単なコメントをつけます。小説、戯曲、詩歌、評論、箴言集あたりを中心に百作までしぼりました。基本的に一作家一作としましたが、誤謬があったらすみません。哲学書は哲学史的にみれば、プラトンからデリダまですべて挙げなくては意味がないので、対象外としておきます。場合によっては、随時更新、追加してゆく可能性もあります。 ――2020年1月2日題名に括弧をつけて讀みやすくしたうえ、発表後に讀…
単なる個人的メモなので誰もこのブログ記事を読んでないとは思いますが… 今年読んだ本の中で、万人におすすめしたいのは津村記久子さんの「水車小屋のネネ」でしょうか。 ◇水車小屋のネネ(津村記久子/毎日新聞出版)毎日新聞連載。今回の帰省のお供本。18歳と8歳の姉妹は逃げるようにしてたどり着いた街で、そば粉を挽く石臼を見張るヨウム・ネネと出会う。ネネを中心としてさまざまな人々と出会い、別れも経験する40年をあたたかに描く。北澤平祐さんの挿絵もすばらしい pic.twitter.com/iJaHHmPUc5 — piyo (@everynet_piyo) 2023年8月18日 谷崎潤一郎賞も受賞しました…
地下アイドル Advent Calendar 2023 - Adventar最終日です。 問:2023年のPetyについて5文字でまとめよ答:色々あった(清水義範「国語入試問題必勝法」より)激動の年だった。1人卒業して、1人復帰して、1人加入して、1人脱退して、1人の卒業が発表された。心も体もボロボロになりつつも、多少なりとも楽しかったので通っていた一年だった(『多少なりとも』『控えめに言って』『比較的』というのはいわばインターネット慣用句なのだろうか、『非常に』『とても』『大層に』を意味することが多い)。つまり、非常に楽しい。その結果、今年はどうやら100回以上の現場に通ったらしい。らしい、…
清水義範さん ジャンルとしてはパロディ文学で良いのでしょうか? 飛びぬけていきます。 言葉、文章、リズム等、私くらいの読者では、笑いが追いつきません。 短編集の「永遠のジャック&ベティ」と「蕎麦ときしめん」 どちらも可笑しさ爆発の短編集です。 特に、表題の2編は見逃せない傑作です。 ガチガチの真面目生活を送っているワタクシのような人間にとって、こういう、脳をかき混ぜてくれる文学は、生きていくために必要です。 続けて沢山読むと・・おかしくなりそうなので、時々立ち寄るようにしています。 で、思い出すのは中島らもさん、この人も、ホント可笑しかったなあ。 ただ、酒・薬がらみの作家さんなので多くは読みま…
おざーっす!! 今回【50代から上手に生きる人ムダに生きる人―「徒然草」に学ぶ後悔しない人生 (知的生きかた文庫)】を読んだ感想をゆるく記事にしました✏️ 徒然草を著者なりに解説をし、 50代からの人生について必要なことを指南している本書📖 50歳と聞くと。。。 人生の後半となりマイナス思考になりがちです💡 ですが、この本を読むと50歳でも、楽しみながら生きていく術がたくさん書いてありました🤔 ゆるく大切なポイントをおさえ、まとめたので、ご覧ください✏️ ・楽しいかどうかを判断基準にする ・本をたくさん読む ・上手になって諦めると人生は楽になっていく ・お金は生きている時に使い切る ・断捨離す…
刈谷に出張。 前回,刈谷に出張したときに,味噌煮込みうどんを食べに訪ねた角丸うどん店で,「志の田うどん」という聞き慣れぬうどんを見つけ,どんなのだろうと思っていました。そのときは味噌煮込みうどんがお目当てだったので,次回に取っておこうとスルーしていました。 zhainan.hatenablog.com 「志の田」→「信太」→「信太山の狐(陰陽師の安倍晴明の伝説上の母親)」→「キツネ」→薄揚げが入ったうどんかな --- と思っていたのですが,帰宅後に検索したところ,それで当たっておりました。和食界隈では,薄揚げのことを「志の田」と呼び,いなり寿司のことを「志の田寿司」とも呼ぶそうで。存じ上げませ…
先日、師匠とお食事をしていてメールの文章の話になった。 師匠は15年前に勤めた会社の総務部の女性。私は辞めたが師匠は今もその会社に勤めている。 会社にメールの文章が分かりにくい人がいるらしい。 そこから国語の話になったのだが酔っていたせいもあってあまり覚えていない。 「本を読む人にとって、国語のテストは漢字を覚えるだけ」 だそうです。 そうだったのか………!!! 私はどうだったんだろう。中学時代は塾に通っていた。高校時代は漢字だけを覚えていた。でもいい点数取れた。国語、社会、英語で5教科の点数を取っていた。 何で理系クラスに行ったのか?ですか。そうですか。 そのお食事会の後、実家に帰ったのだが…
『天使と宇宙船』フレドリック・ブラウン/小西宏訳(創元SF文庫) 『Angels and Spaceships』Fredric Brown,1954年。第二短篇集。どこにも書かれていませんが、「Tukasa」とある扉絵は司修によるものなのでしょう。 「序」(Preface)「悪魔と坊や」(Armageddon,1941)★★★☆☆ ――ハービー坊やは客席に座って奇術師を見あげている時、ポケットの中の水鉄砲のことなどすっかり忘れていた。「舞台にあがってくださるお坊ちゃんはいらっしゃいませんかな?」。ちょうどその頃チベットでは、雪解けの急流に流されて祈り車がとまってしまった。 誰にも知られぬまま世…
現代文は、一番やっかいな入試科目かもしれません。試験の時に国語の授業で習ったことは全く役に立たず、国語ができる人に勉強法を聞いても「フィーリングで解いてるだけ」と言われてしまいます。 特に理系の人の場合、せっかく理系科目ができても、現代文のせいで点数が伸び悩んでしまうことがありえます。そんなの正直言って耐えられるものではありません。私も同じ思いをしていました。高校入試は国語が原因で失敗したと言っても良いくらいです。 そこで、私は高校に入ってから、現代文の勉強法を刷新しました。そのおかげで、もう現代文が足を引っ張ることはなくなりました。参考までに、某都道府県の公立高校の入試を受けたときは、国語の…
10月28日 誕生日の全国35万人の皆さん、おめでとうございます (拙句) センブリや南沙織の溌剌美 雅舟 【花】センブリ 【花言葉】 はつらつとした美しさ【短歌】センブリの小さい束が軒下に吊されいたり山里の家 日本では古くからセンブリを薬にするために、束ねて軒下で乾燥させていました。懐かしい古き良き時代を思い起こさせる風景です。 【季語】千振の花 【俳句】せんぶりの花も紫高嶺晴 木村 蕪城 千振の花や誰かに文をせむ 水野 宗子 花つけしままの千振束ね吊り 美馬 風史 【三行詩】千回振り出してもまだ苦くて名付けた草 健胃薬に煎じて飲んだというのも昔語り センブリを飲んだような君の顔が 好き【万…