大覚寺の大沢池は人工湖 嵐山の北側が嵯峨野になる。桓武天皇を父に持つ嵯峨天皇が嵯峨離宮を造営した。876年にこの離宮を寺に改めたのが大覚寺である。 大覚寺の西方には1016年開山の清涼寺(嵯峨釈迦堂)がある。もともとは嵯峨天皇の皇子である源融(みなもとのとおる)の山荘を寺にした棲霞寺(せいかじ)があった。源融は光源氏のモデルとされている。棲霞寺の本尊であった阿弥陀三尊は嵯峨光仏と呼ばれ国宝である。 後の鎌倉時代になると、後深草天皇の系統と亀山天皇の系統が皇位を争うこととなるが、亀山天皇の系統は大覚寺統と呼ばれた。 清涼寺仁王門の並びに安政年間創業の嵯峨豆腐「森嘉」がある。大丸京都店でも販売して…