(1)「ケイゾク」ってどんなドラマ作品? 1999年1月から3月まで、TBS系列「金曜ドラマ」枠で放送されたドラマ「ケイゾク」は、当時のテレビドラマの常識を覆すような衝撃作でした。全11話で構成され、型破りな演出と独特な世界観が話題となり、いまなお語り継がれる伝説の作品です。 このドラマの最大の特徴は、「迷宮入り事件(通称:ケイゾク)」に焦点を当てた刑事ドラマでありながら、ミステリー、サスペンス、ホラー、そして時にはコメディの要素まで詰め込まれたジャンルミックスな構成にあります。脚本を担当したのは、清水東さんと、のちに『SPEC』シリーズでも知られる西荻弓絵さん。演出は堤幸彦さんが手掛け、独特…