政府は、10月26日に、2050年までに温暖化ガス排出量を実質ゼロにする、目標を掲げました。 実現のための柱の一つが、再生可能エネルギーの普及拡大ですが、再生可能エネルギーの本命と期待された、地熱発電の普及が、進んでいません。 太陽光の発電容量は、8年間で8倍に増えましたが、地熱発電は、2割程度の増加にとどまっています。 再生可能エネルギーの普及は、2011年3月の東京電力福島原子力発電所の事故後に、拍車がかかりました。 地熱発電は、太陽光発電や風力発電と異なり、日照時間や風向き、風速に左右されない、貴重な天然資源として期待されました。 日本の潜在的地熱量は、2,300万キロワット(kw)で米…