1973年広島県生まれ。武庫川女子大学家政学部卒。小説家。女性。 2005年第2回BS‐i新人脚本賞で佳作入選、2007年第35回創作ラジオドラマ大賞受賞。 同年『聖職者』で第29回小説推理新人賞を受賞。聖職者を1章にし、全6章で構成された『告白』がデビュー作となる。
『告白』は、新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が鏤められた緻密な構成力で、デビュー作とは思えぬ完成度である。 2010年12月『第61回NHK紅白歌合戦』ゲスト審査員
こんにちは。 今回は、「イヤミスの女王」と称される湊かなえさんの 作品を紹介します。 2017年にドラマ化もされている作品です。 <今回紹介する本> 『リバース』 湊 かなえ 著 <こんな人におすすめ> ・まさか!な展開を味わいたい人 ・ミステリ―作品を読みたい人 <あらすじ> 深瀬和久は平凡なサラリーマン。 唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れることだ。 そんな深瀬が自宅以外でリラックスできる場所といえば、 自宅近所にあるクローバーコーヒーだった。 ある日、深瀬はそこで、越智美穂子という女性と出会う。 その後何度か店で会ううちに、付き合うようになる。 淡々とした日々が急に華やぎはじめ、未来の…
少女 (双葉文庫) 作者:湊かなえ 双葉社 Amazon 【あらすじ】 ・親友の自殺後の死体を目撃したことがあると語る転校生紫織の告白を、自分は死ぬ瞬間をみたいと思った由紀と、死体をみたら死を語ることが出来て強い自分になれると考えた敦子。剣道教室で知り合いずっと親友だったが「ヨルの綱渡り」という由紀の書いた小説をめぐって友情に亀裂が入った二人。告白を通じてそれぞれ別の方法で死を探すようになる。 【感想】 ・すれ違ってた親友二人が仲直りしてよかったね、で終わるかと思いきや。。いじめ、嘘ちかん、冤罪、ネットの誹謗中傷、援交、自殺とドロドロの結末で終わる。
★湊かなえのサスペンス小説を映画化主演:井上真央出演:綾野 剛、菜々緒、蓮佛美沙子、貫地谷しほり『白ゆき姫殺人事件』2014年公開★日の出化粧品の美人社員・三木典子(菜々緒)が何者かに惨殺される事件が起こり、典子と同期入社で地味な存在の女性社員・城野美姫(井上真央)に疑惑の目が向けられました テレビのワイドショーは美姫の同僚や同級生、故郷の人々や家族を取材し、関係者たちの口から美姫を犯人扱いするような怪しげな証言を拾い上げます 報道は過熱し、ネット上には無責任なコメントが飛び交い、多くの関係者たちが翻弄されていく中、城野美姫は行方をくらましたままでした果たして彼女は残忍な殺人犯なのか、それとも…
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皆さん、こんにちは。 高校卒業前の今、ムスコがこちらに友人3人を引き連れて帰ってきました。で、なんというか実に面子が多様。 うちの子が一応アジアハーフ。連れてきたのは、ドイツ在住15年の子(英語の方が得意)、カナダと日本のハーフ、そしてこの前初めてパスポートを作ったという子。これだけ異なるバックグラウンドの子たちが作りあげる学生生活というのはどういうものなのでしょうかね。 私なぞは純ジャパとして「いつか海外に行きたい」と思っていましたが、子どもたちは平気で海外を味わうような世代になっているのかもしれません。否、海外も普通で日本の生活を「異文化」として見ている可能性もあります。 ひっそりと日本も…
「人間標本」の目次 I. こんな人におすすめ II. 作者 III. あらすじ IV. 読破後の気持ち I. こんな人におすすめ 美しい犯罪が見たいあなたへ II. 作者 湊かなえ III. あらすじ 人間標本 著者 : 湊かなえ KADOKAWA 発売日 : 2023-12-13 ブクログでレビューを見る» 人間も一番美しい時に標本にできればいいのにな蝶が恋しい。蝶のことだけを考えながら生きていきたい。蝶の目に映る世界を欲した私は、ある日天啓を受ける。あの美しい少年たちは蝶なのだ。その輝きは標本になっても色あせることはない。五体目の標本が完成した時には大きな達成感を得たが、再び飢餓感が膨れ上…
危機感を感じてペースを上げようとしている感が隠しきれない僕です 年間100冊目標の第6冊目 湊かなえ著:「カケラ」です これはある本を買いに行った時にたまたま見つけた本です 湊かなえさんの本は「告白」しか読んだことがなかったのですがこの機会に別の本も読んでみようと思いジャケ買いした一冊です スタンダードプラン 詳細はこちら あらすじはこんな感じ ある少女の死の真相を橘久乃という美容外科医視点で追求していくというものです 小説なので内容を紹介したい気持ちはあるのですがあまり露骨に書くことはネタバレにも繋がる可能性がありますので 内容を書くというよりは 読んだ感想をメインで書きたいと思います 主人…
少女 (双葉文庫) 作者:湊かなえ 双葉社 Amazon これまでも何冊か湊かなえさんの作品は読んだことがあったんですけど、今回はこの一冊を。 人の死ぬ瞬間が見たい、という二人の女子高生がお互いにその思いを隠しながらも願いを叶えるために行動するというお話。 この話だけだと、大分中二病な女子高生だなっていう感じがしますね。友達が自殺したっていう話を「自慢げ」にしているように見えたから、自分も同じ体験がしたいみたいなこと言い出すんで、なんかやべぇ奴だなと。 そのためだけにわざわざ病院に読み聞かせのボランティアに行くっていうあたりがまたガチっぽい感じです。でも、読み進めていくうちにボランティア先の病…
告白は、湊かなえさんのデビュー作で、第6回本屋大賞を受賞したミステリー小説です。この本の感想を一言で言うと、「衝撃的」です。物語は、娘を殺された女性教師が、犯人である生徒に復讐するというプロットから始まりますが、そこから様々な登場人物の視点で語られる「告白」が展開されていきます。その「告白」の中には、嘘や隠し事、思い込みや錯覚、そして驚くべき真実が含まれており、読者は次々と裏切られていきます。最後のページまで目が離せないほどのスピード感と緊張感があります。この本の魅力は、登場人物の心理描写と構成力にあると思います。登場人物は、一見普通の人々ですが、実はそれぞれに歪んだ感情や欲望、過去や秘密を抱…
絶唱(新潮文庫)作者:湊かなえ新潮社Amazon 1. 書籍の紹介 絶唱は湊かなえによって書かれ、トンガや阪神淡路大震災をテーマとした連作短編集です。この本を選んだ理由は、湊かなえの作品が独特の雰囲気を持っており、ストーリーテリングが上手いと評判だったためです。 2. 主題やテーマ: 本書の中心的なテーマは、震災や運命といった人生の試練を乗り越え、希望を見出して再生することです。これに興味を持ったのは、人々の心の葛藤や成長の物語に触れることで、人間の強さや希望の力を感じたかったからです。 3. 感想の詳細: 本書は、複数の物語が織り交ざった形で展開されます。それぞれの登場人物は過去のトラウマや…
角川文庫の夏の文庫フェアの小冊子「カドブン2022夏」で紹介されていた本の一覧。 表紙は「すずめの戸締まり」。試し読みが8ページ付いています。
皮膚科に行くと、女性の欲を擽るポスターが並ぶ。 髪にコシとツヤを与える! シミ、ソバカスが肌へのダメージ最小で消せる! 人は、事象に対して、何か追加で対処することでそれを解消しようとする。 それをすることで、さらに追加で何かしなければならなくなる。 マッチポンプ。 まずは原因を考え、それを潰すべきなんだけど、それができない。 大変だし、やることができないから。 やればできるのではなく、やることができない。 湊かなえさんの小説で出てきた一節が、僕には強烈に響いている。
湊さんの11冊目です。最新刊なのでちょっと行列は長かったです。 人間標本、湊かなえ、KADOKAWA、2023.12、20cm 277p 「連続少年殺人の内幕を暴露する手記が、小説投稿サイトに書き込まれた。」 イヤミス女王の15周年書下ろし作品という宣伝文句です。たしかにこれは、江戸川乱歩の世界です。サクサクと読めます。手記と手記の間にネットニュースをはさんであったり、いろいろ趣向を凝らしてあります。そして、終盤、真実の扉は二転三転するんですが、ちょっとそれはないのでは、と思ったのはじいちゃんだけかな。 ------湊かなえさんの作品の中で、読んだことのあるのは下記です。告白、贖罪(しょくざい…
2012年9月15日 映画天地明察 2014年7月5日 映画イルカ少女ダ、私ハ 2015年2月7日 映画マンゴーと赤い車椅子 2015年2月28日 映画幕が上がる 2015年5月16日 映画明烏 2015年5月27日 ドラマ警視庁捜査一課9係 season10 第5話 2015年6月16日〜8月25日 ドラマ10 美女と男子 第10-最終話 2015年7月18日〜8月1日 連続ドラマW煙霞 〜Gold Rush〜 第1-3話 2015年7月31日 映画星を継ぐ者/Inherit The Stars 2015年8月13日 第2回ドラマ甲子園大賞なんでやねん受験生 2016年2月6日〜4月2日 連…
突然ですけど、伊坂幸太郎の『フーガはユーガ』を実写映画化するなら主役は誰がいいと思います? ※2023年9月23日に書いたやつです。この前、本気で興行収入を狙える実写邦画を作るとしたら何がいいか真剣に考えたんですけど(そういう仕事をしてるわけじゃないです)、そこで伊坂幸太郎の『フーガはユーガ』がいいんじゃないか?と閃いて、閃いた自分に感動しました。ちなみに、前提として大戦争みたいなやつとかなんか異様にお金かかりそうな感じのやつは省いてます。最初はやっぱり累計発行部数1億部の男•東野圭吾の原作がいいかなと思いました。でもじゃあ東野圭吾の何にしようかと悩みまして。かなりの数が映画化されてますからね…
水曜日にブリッジ的な休暇があったおかげで、睡眠習慣が改善され、体調がよくなりつつあります。運動をしたことも影響している気がして、睡眠と運動の大切さを実感しています。木曜日は皇居ランをして、昨日は松戸で10kmランニングし、今日も今日でラグビーを久しぶりにやる予定です。毎日健康生活、頑張っていこうかなと思います。 『未必のマクベス』は、普段はあまり読まないジャンルの小説ですが、友達が「めちゃ面白いから」と貸してくれまして、読む機会をいただいた次第です。 未必のマクベス (ハヤカワ文庫JA) 作者:早瀬 耕 早川書房 Amazon VIVANTとか半沢直樹的な雰囲気のある小説で、日本企業の香港法人…
東京学芸大学近代文学ゼミ(3つの自主ゼミ)の機関誌『青銅』には、3本の村田沙耶香論以外にも多様な論が載っている。小林秀雄論(「様々なる意匠」論)が2本も掲載されているのも驚きだけど(水準はともあれ)、他には 夢野久作・坂口安吾・湊かなえ・山田風太郎・漱石・小川洋子・高瀬準子・朔太郎・島尾敏雄・荻尾望都についての論も載っている。(ブログにも記したけど)高瀬準子は芥川賞を獲った「おいしいごはんがたべられますように」は先般読んだばかりだけど(とても面白い作品!)、それも論じられるような時代なンだナ、スゴイ! この調子で今後もガンバってもらいたいネ。 卒業生でまだ『青銅』の定期購読者でない人は、ヒッキ…
Amazonの聴く読書こと『Audible』のお得過ぎるキャンペーン再び!そう、Amazon Audibleの2ヶ月99円キャンペーンが開催! さあ、イヤホンを準備して、この冒険に一緒に飛び込んでいきましょう! Table of Contents なぜ今「聴く読書」がアツいのか? キャンペーンの詳細は? オーディブルの魅力って? 注意点はある? キャンペーン利用のコツ! オーディブルでおすすめの10選 実用書・啓発の部 最後に (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); なぜ今「聴く読書」がアツいのか? みなさんは通勤中、ジョギング中、…
ドラマ『リバース』は、湊かなえの推理小説を原作としていますが、原作とはいくつかの違いがあります。これらの違いが、視聴者に新たな視点からの楽しみを提供しています。以下に、主な違いを挙げてみました。 広沢の死の状況: 原作では広沢は車ごと崖に落ちて死亡していますが、ドラマでは失踪後に白骨死体として発見されます。 広沢の母親: 原作では優しい存在ですが、ドラマでは息子の死をきっかけに性格が一変します。 谷原明日香: ドラマには原作には登場しない村井の妹として追加されています。 小笠原俊雄: 原作には登場しないフリー・ジャーナリストがドラマに登場します。 年齢設定とリバースの年数: 原作は3年前の話で…
あらすじ主人公の深瀬和久(藤原竜也)は、10年前に親友の広沢由樹(小池徹平)を失った過去を持つ。幸せな恋人との関係の中、突如として「人殺し」という告発文が届き、過去の事件が再び動き出す。 キャスト 深瀬和久:藤原竜也 越智美穂子:戸田恵梨香 広沢由樹:小池徹平 浅見康介:玉森裕太 谷原康生:市原隼人 村井隆明:三浦貴大 村井明日香:門脇麦 小笠原俊雄:武田鉄矢 広沢昌子:片平なぎさ 見どころ『リバース』の魅力は、藤原竜也さんと戸田恵梨香さんの見事な演技と、湊かなえの原作に基づく緻密なストーリー展開にあります。友情や家族の絆をテーマに、人間関係の複雑さが描かれ、視聴者を引き込みます。最終回までの…
主人公の深瀬和久(藤原竜也)は、10年前に親友の広沢由樹(小池徹平)を失った過去を持つ。幸せな恋人との関係の中、突如として「人殺し」という告発文が届き、過去の事件が再び動き出す。 キャスト 深瀬和久:藤原竜也 越智美穂子:戸田恵梨香 広沢由樹:小池徹平 浅見康介:玉森裕太 谷原康生:市原隼人 村井隆明:三浦貴大 村井明日香:門脇麦 小笠原俊雄:武田鉄矢 広沢昌子:片平なぎさ 見どころ『リバース』の魅力は、藤原竜也さんと戸田恵梨香さんの見事な演技と、湊かなえの原作に基づく緻密なストーリー展開にあります。友情や家族の絆をテーマに、人間関係の複雑さが描かれ、視聴者を引き込みます。最終回までの展開や、…
タブレットとパソコンの同期に一晩くらいかかりました。 最後に同期したのいつかなと思ったら昨年の夏でした。そのあいだに起こったことが多すぎて夏は平和だったなと思ったりしました。いや気候的には地獄だったけど。 *ファンの余白 ブログを書くという行為に対しては人生最大かもしれないくらい休んだのですが、そのあいだは本を読んだり織りをやったりパソコンの別作業(CDのリッピングとか)をしていました。 本は読めたり読めなかったり今も吉田修一先生の怒り(映画も観たい)と沼田まほかる先生の痺れると湊かなえ先生の母性を並行して読んでいます。救いがない系の作家さんばかり読んでいますね。痺れるに収録されている林檎曼荼…
1冊ずつ感想を書きたいところだが、アウトプット能力が追い付かず、とりあえず備忘録として読んだ本を羅列してみよう 立花隆 最後に語り伝えたいこと-大江健三郎との対話と長崎大学の講演 (単行本) 作者:立花 隆 中央公論新社 Amazon 戦争に対する視点について、『原爆を落とされたという被害者意識だけでいいのか、日本がアジア諸国に行ってきたことは償えているのか』という観点を示された。 『赤い死体と黒い死体』についての話は、これまでの自分の中の戦後観の偏りを指摘されたように感じた。「赤い死体」は、加害者としての日本を象徴し、「黒い死体」は被害者としての日本を象徴している。 そして、環境についての語…