Lancelot du Lac
1974年のフランス映画。 ランスロ(ランスロット)伝説に基づく歴史ファンタジー。 監督はロベール・ブレッソン。 主演はリュック・シモン、ローラ・デューク・コンドミナス、アンベール・バルザン。
アルチュール(アーサー)王の円卓の騎士の一人ランスロは王妃グニエーヴルと不倫の恋に落ち、陥れられる。
ロベール・ブレッソン DVD-BOX 1 (ジャンヌ・ダルクの裁判/湖のランス口/たぶん悪魔が)
湖のランスロ [DVD]
ロベール・ブレッソン監督による1974年作『湖のランスロ』について。近代化していく社会が破滅する映画であると同時に、近代化し切った社会が破滅する映画でもあるという二重構造となっている。その二つが音によって組み立てられ響き合うようになっている。 www.youtube.com あらすじ 音の対比 行き場のない近代社会の破滅 近代化していく社会の破滅 感想 / レビュー / その他 作品詳細 関連記事 あらすじ 城に帰還したものの、聖杯探しに失敗し多くの戦死者を出したアルテュス王の円卓の騎士たち。その中のひとり、ランスロは王妃グニエーヴルとの道ならぬ恋に苦悩していた。神に不倫をやめると誓うランスロ…
(…)「イマジナリー」とは精神分析の概念で、「人が自分が依存する他者との同一化の中で主体を形成すること」を意味するが、コーネルはここで「イマジナリー」を「自分がこうありたいという人格を想像し直し表現する心の空間」であると規定し、フェミニズムはその意味で一つの「理想自我」なのであると指摘する(「理想自我」は精神分析の概念で、自我はひとりでに形成されるのではなく、他者を自我のモデルにしながら形成していくことを示している)。理想の自我の一つであるかぎり、それは強制されるべきものではないと彼女は述べる、フェミニストであるために、ある特定の仕方で行動しなければならないと主張することはできないと。 (樫村…
全5項目●代表作 ●「Cahiers du Cinema」1952 ●「Robert Bresson - Ni vu, ni connu」 ●「シネマトグラフ覚書」 ●「作家主義―映画の父たちに聞く」 ●「彼自身によるロベール・ブレッソン」 「アラン(ロバート・フラハティ)」より 全5項目 ●代表作 「抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より」、 「バルタザールどこへ行く」、 「田舎司祭の日記」等 映画監督、脚本家 等で活躍したロベール・ブレッソンが影響を受けた・語った・好きだった映画。 ※「抵抗(レジスタンス)-死刑囚の手記より」。 別題「抵抗 死刑囚は逃げた、あるいは風は己の望む所に吹く」…
2024/4/9鑑賞 監督:デビット・ロウリー あらすじ 円卓の騎士ガウェインが、クリスマスの日にやってきた謎のグリーン・ナイトとの一騎打ちに挑み、その結果首を切ることに成功するのだが、その1年後にグリーン・ナイトに斬首されるという約束を結ばされたため、それを果たすために旅に出るという話。 感想 奇妙な説話、胡散臭い語り口、やたらと生首に関連する出来事ばかり起きるストーリー。ちょっと怪奇映画寄りのファンタジーになっていて、妖しさ満載で楽しい。 みんな話していた、360度パンするうちに時間がものすごく経過するショット(とそれが逆回転して因果が戻る)はミニ・アンゲロプロスみたいだ〜と興奮していた。…
●代表作●「シネマ1 運動イメージ」より402本 ※必読!注意事項・映画リスト ・101本目・201本目・301本目・401本目 ・本46冊 ・「②」の「シネマ2 時間イメージ」へ 「アッシャー家の末裔」より ●代表作 著書「千のプラトー」、 「アンチ・オイディプス」等 フェリックス・ガタリ等と組み哲学者、著作家 等で活躍したジル・ドゥルーズが語った映画。 ●「シネマ1 運動イメージ」より402本 ※必読!注意事項 1983年出版。 今リストは日本で2008年に刊行された日本語版の巻末50音順索引に基づきます。 ()内は別題、現在の邦題、原題訳 等の補足情報。 海外の有志がリスト化しているもの…
ラルジャン ロベール・ブレッソン 《スペシャル・プライス》 Blu-ray クリスチャン・パティ Amazon ロベール・ブレッソンは去年劇場で『たぶん悪魔が』と『湖のランスロ』を観たきりだった。どちらも凄かったが、同時にこの映画をどう観ればいいのだろうと思ったのも事実だった。暗く、辛く、夜がそこにあり、足音や金属の擦れ合う音が響く……カッコいい映画だとは思ったが、それ以上は言葉にならなかった。 『ラルジャン』は映画史上最も重要な作品の一つ、というような前評判を聞いていたので、Amazonで1500円のBlu-rayを見つけて思わず購入した。ポール・シュレイダーの『MISHIMA』みたいに寝か…