01 ソクラテスは、善などについて完全には知っていないということの自覚が、真の知識への出発点であると主張した。 〇ソクラテスは、自分が無知であることを自覚し(「無知の知」)、「問答法」で「普遍的な真理」を共に探求していこうと呼びかけた。また、ただ生きるのではなく、よく生きること(「魂への配慮」)が大切だ。それは、人間ならではのよさである徳(「アレテー」)が何かを「知ること」から始まると、知を愛し求めることを勧めた。 02 プラトンは、可視的な現実世界の探求を愛する者たちによる政治が理想であると論じた。 ✕「可視的な現実世界」をめざすのはアリストテレス。プラトンは「見えない理想世界」。ラファエロ…