死を初めて実感したのは、小学生のとき。火葬場で棺桶に釘を打ち、煙を眺め、骨壷に骨を入れる。この人はもう二度と戻らないんだと気づく。あの頃は、なぜか自分だけはこうならないと思っていた。 死に興味が湧き出したのは、中学生のとき。ミステリーで殺人を読んで、映画で死体を見て、文庫本で死に方を調べた。永遠など無い現実に背筋を震わせた。本や画面の中の話で、自分には関係ないと思っていた。 死にリアルさを求めたのは、大学生のとき。インターネットで、リアルな写真や映像を見た。人肉は、とうもろこしみたいな味がする、と誰かが書き込んでいた。なぜかその一文が目に焼きついて、消えなかった。 「タバコはだいぶ前に辞めたん…