新藤兼人監督の「ある映画監督の生涯 溝口健二の記録」ですが、この映画を観た人は溝口健二監督の映画が好きだったり興味のある人だと思いますが、私は溝口監督の映画は「赤線地帯」しか観た事がなく「祇園囃子」は冒頭の部分しか観た事がないので、1本しか観た事がないという事になります。 溝口監督が最後に入院していた京都府立病院から取材がスタートしますが、医師はは他の患者の迷惑にもなるからと、あまり協力的ではない様子で、4階の特別病棟の廊下の映像のみ許可されたみたいです。 ◇ 私がこの映画を観たいと思ったのは出演者に興味をもったからです。田中絹代、入江たか子、小暮実千代、山田五十鈴、京マチ子などがインタビュー…