私が小学生の頃よく叔父(母の次弟)は「穴場を見つけた」と言っては、私と兄を辺鄙な海に連れて行ってくれました。遊泳禁止あるいは普通の人なら経験的に立ち入らないところばかりでした。そんな危険なレジャーでとうとう起きた水難事故。 叔父は潮干狩りに夢中でした。ゴミだらけの薄汚い浅瀬(すねくらいの所)でバシャバシャやってたのですが、突然兄が足を取られて水中に吸い込まれてしまいました。 兄が突然消えた!状況が飲み込めなかった私は、兄の方へ向かいました。兄が、海面から顔を出した途端に「来るな!流される!」と叫びました。 そこで、ものすごい潮の流れと、事の成り行きに気づいた私。県下最長2級河川の河口だったので…