水産物を取り扱う港湾のこと。主に漁船が入港する。
自称、フィッシュロック・バンド。
正式表記では"港"が鏡文字。
1986年、南半球温帯水域オーストラリア沖をマグロ漁にて航海中だった森田釣竿が、微かに聴こえるラジオから流れていたRUN D.M.C.の「WALK THIS WAY」に衝撃を受け、音楽活動を理由に全漁連を退職。当時、同じ船の乗組員であった、深海光一、荒波寛之、キロピン丸を従え、26時の東京都中央卸売市場で結成される。2004年11月3日、マキシシングル「鮪」で満を持してメジャー海に出航。
という、虚実入り交じったプロフィールだが、実際に森田釣竿の家業は魚屋(祖父は漁師)で、鯨太郎は若衆(見習い従業員のこと)であるらしい。
現実的な仕事 (鮮魚商)と非現実な仕事(エセ漁師)の究極の融合を追求し、都内ライブハウスを中心に、超労働航海中。現在は基本的に、森田と深海に鯨を加えた三人編成。
バンドの正式表記の"港"が鏡文字なのは、カニの左右対称の美しさを見た森田釣竿のアイディア。
「日本の食文化を魚に戻し鯛!」を合言葉に、魚に関連した歌詞作成や、ライブでのマグロ解体ショーや鰹節配布などを行い、視覚・聴覚に加えて味覚の概念を取り入れ旬の魚介類を可能な限り音楽で表現、船上での臨場感を具現化する。公式サイトの通販も、CDやステッカーより鮮魚類の方が種類が豊富。
またバンド周囲では、漁業(=ライブ)、乗船券(=チケット)、漁師もしくは海女(=漁港のファン)の他、言葉の節々を海産物関係の漢字に変換するといった、特殊な言い回し「漁港用語」が使用される。