Story 河が曲がりくねったあたりに村がある。この村には男がいない。強硬な軍事政権の時代、男たちは連れ去られてしまったのだ。女たちは待ち続ける、自分の父を、夫を、息子たちを。時は流れ、村に新しい隊長が赴任した。彼は、民主化を主張し、この村を再建しようとする。直後、岸辺に男の死体が流れ着く。拷問により誰だか判別できない死体。老婆ソフィアは、夫であると主張し、葬ろうとするが、副官がそれを認めない。副官は、軍事政権下の強行の露見を警戒し、死体を都合のよい人物にでっち上げ、埋葬する。ソフィアをはじめ、村の女たちは、かつて男たちの坐っていた椅子を燃やすという行為で抵抗する。その抗議行動は拡大していき、…