ゼレンスキー大統領は演説で世界を味方につけた 国会でのウクライナのゼレンスキー大統領の演説を聞いていて「なるほどチャーチル以来と言われるだけの名演説」だと感心してしまった。 氏はEUを含め支援を寄せている多くの国でリモート演説を行ってきた。 どの国で演説する場合も、それぞれの国民性や身近な問題を取り上げて聴衆の心を掴んだ後、これまでの支援の実績と感謝を述べ、最後に共感を呼ぶはずの要求を伝える。しかも触れないほうがいい話題は避ける。これが氏の手法と言ってもいいだろう。 ちなみに、国民性や身近な問題についてのキーワードには「シェイクスピア」「真珠湾攻撃」や「ナチス」「ユダヤ人への迫害」「ウクライナ…