12月の誕生石とバラ 12月の誕生石はラピス・ラズリと呼ばれる藍色の宝石で、現在は「青金石」と書く。古くから「瑠璃」(るり)の名で珍重され、これを原料とした顔料の青い色は瑠璃色あるいはウルトラマリンブルーと呼ばれる。主成分である群青の青金石に、金色の黄鉄鉱などを含むため、「星のきらめく天空の破片」と表現される。 「瑠璃(るり)も玻璃も照らせば光る」という諺があるが、これは瑠璃や玻璃(水晶のこと)が他の石の中に紛れていても光を当てると輝いていることから、「すぐれた才能や資質を備えたものはどこにいても目立つ」という意味である。 仏教では極楽浄土を飾る七つの宝を七宝といい、その種類は経典によって多少…