2009/08/14(金) 観無量寿経で大事なところは、「王宮会」「耆闍会」と説法が2回なされていることです。王宮会の場合は、釈尊が韋提希夫人に説かれています。耆闍会の場合は、阿難尊者が釈尊の代理で、耆闍崛山で釈尊のお帰りを待っていた、無量の諸天および竜・夜叉(釈尊のその他の弟子や菩薩、天人)に対して説法しておられます。[序分 証信序]かくのごとくわれ聞きたてまつりき。ひととき、仏、王舎城の耆闍崛山のうちにましまして、大比丘の衆千二百五十人と倶なりき。菩薩三万二千ありき。文殊師利法王子を上首とせり。(観無量寿経 註釈版聖典第二版 87頁)[耆闍会 耆闍分]そのときに世尊、足虚空を歩みて耆闍崛山…