A Princess of Mars エドガー・ライス・バローズが1917年に出版したSF、冒険小説。ヒロイック・ファンタジーの元祖。 2012年にアンドリュー・スタントン監督によるディズニー映画(John Carter of Mars)として、公開が予定されている。
火星のプリンセス―合本版・火星シリーズ〈第1集〉 (創元SF文庫)
数年越しに対戦企画が進んでいるゲームがある。 旧SPI社が発売していた表題のゲームだ。原作は、エドガー・ライス・バロウズによるSF冒険ファンタジー小説だが、執筆されたのは1911年、雑誌連載が1912年、アメリカのSF小説史の中でも古典と言って良い作品だ。ゲームシステムやゲーム内容はおいおい紹介するとして、今回はその原作小説の映画化作品「ジョン・カーター」(2012年)の話をしたい。 原作のストーリーは次のようなものだ。 主人公のジョン・カーターは南北戦争の南軍大尉(日本で言うところの維新の志士と同年代ということになる)。退役後、アリゾナ州の荒地で、金鉱の探索中にアメリカ先住民に襲われる。追い…
アメリカの大衆小説家、エドガー・ライス・バローズの処女作である。 単行本として出版されたのは1917年ながら、初出は1912年、雑誌「オール・ストーリー」に「火星の月の下で」というタイトルで掲載されたらしい。 この「火星のプリンセス」を読んで、初めてバローズという作家を認識したのだが、私に限らず、日本ではこの名はほとんど知られていないのではなかろうか。 しかし、「類猿人ターザン」の原作者と聞けば、「へえ、そうだったの」と首肯される向きは多いに違いない。 さて、「火星のプリンセス」だが、その物語は奇想天外・波乱万丈――といえば聞こえはいいけれども、本当のところ、荒唐無稽・奇々怪々と修飾する方が遥…
最近のSF小説は、とんと読んでいないので、語りたいSF小説というと、実に古く、古く、厚くかぶっている埃を、パタパタと振り払って、それでは語ってみようか、という具合、昔々のSFっていう感じ‥‥ 昔、昔、「ターザン」という、”密林の王者“ といって、人間世界から切り離されて、森の奥深く、類人猿に育てられて、動物たちと暮らしている、人間の物語を書いた作家に、E・R・バローズ(エドガー・ライス・バローズ)という人がいた、この人が書いたSFに「火星シリーズ」「金星シリーズ」なんていうシリーズがあったりした。 今回はその中の「火星シリーズ」のことを語りたい、このE・R・バローズ著の「火星シリーズ」には、火…
前記事の続きです。 (12/20 少し追加しました) yuishika.hatenablog.com ■ 作戦級(続き) バウツェンの戦い(アドテクノス) 関ヶ原(バンダイ) 第三次ソロモン海戦 (MCあくしず) Alesia: Last Stand of the Gauls(S&T誌) THEIR FINEST HOUR(GDW) 【追加分】 ■ マルチプレイヤーゲーム DISTANT PLAIN(GMT) FALLING SKY (GMT) 【記事追加】 CHURCHILL (GMT) 7ages(Austrarian Design Group) DUNE(Gale Force Nine)…
5chアニ速今や一大ジャンルの異世界転生ものだけど影響を受けた元を辿って行けば全てゼロの使い魔に行き着くのではないかというのが俺の考察だ5chアニ速もっと昔からあるだろ!って言いたいけど支持層を現代に作ったのは一端を担っていると思う5chアニ速二次創作クロスオーバー作品見まくったもん5chアニ速なんかツッコミ待ちって感じだな…5chアニ速 このジャンルははるか昔からあるだろ!とは言いたいがそれはそれとして画像の影響が二次オタの作家に大きいのはそうね5chアニ速 更新せず書いたから全く同じこと2に書いてあって恥ずかし……ごめんね……5chアニ速 いや書いてからファンは傲慢だなとか思われないかな……
ジャンル一覧その3ファンタジーの物語は、SF に見られるようなテクノロジーとは対照的に、魔法や超自然的な力についての物語です。 これらの他の要素の程度に応じて、このストーリーは「ハイブリッド ジャンル」シリーズとみなされたり、みなされなかったりします。 たとえば、ハリー・ポッター・シリーズの正典には、魔法使いになるための特定の遺伝子の要件が含まれているにもかかわらず、それはファンタジー・シリーズとしてのみ言及されます。 Bangsian: 有名な文学者または歴史上の人物の使用と死後の世界での相互作用に関係するファンタジーのサブジャンル。 このジャンルでよく執筆したジョン・ケンドリック・バングス…
ぼくが中学生だったっけか、高校生だったっけか、記憶があやふやなのですが、一時期「火星シリーズ」てのにハマった時期がありました。他に「金星シリーズ」とか「ペルシダーシリーズ」とかもありましたが。 火星のプリンセス (創元SF文庫) 作者:エドガー・ライス バローズ 東京創元社 Amazon あ、この表紙は、ぼくが読んでいた頃と違ってますね。 あの頃は、アラブ風の、ベリーダンスでも踊りそうな露出の高い衣装をまとったお姫様みたいな女性の絵が描いてあって、それが思春期のぼく達に刺さったのかもしれないのに。 ま、作者のエドガー・ライス・バローズさんは、「ターザン」シリーズも書いてらっしゃる大ベストセラー…
火星のオデッセイ スタンリー・G・ワインボウム 大山優訳 グーテンベルグ21 電子書籍 夢の谷 スタンリイ・G・ワインバウム 奥増夫訳 青空文庫 私的火星シリーズでSFを読んでいます。ワインボウムの二作品は1934年に出版された短編SFです。ワインボウム自身は翌年に33歳で亡くなっています。 火星や火星人を題材にしたクラシックな小説はH・G・ウエルズの『宇宙戦争』、E・R・バロウズの『火星のプリンセス』が有名です。ワインボウムの『火星のオデッセイ』を知りませんでしたが、電子書籍を探していてたまたま見つけました。アシモフに絶賛された作品で、当時(1930年代)の科学的な知識に則って描かれているそ…
どこへいこうか? 本の世界は広い 無事のお帰りをお祈りします。 本の彷徨い方 *時間軸、世界線は保証しかねます。 宇宙 あ うる星やつら 高橋留美子➡うる星 か 火星年代記 レイ ブラッドベリ Ray Bradbury➡火星 火星の大元帥カーター エドガー・ライス バローズ Edgar Rice Burroughs➡火星 火星の人 アンディ・ウィアー➡火星 火星のプリンセス エドガー・ライス バローズ Edgar Rice Burroughs➡火星 火星の女神イサス エドガー・ライス バローズ Edgar Rice Burroughs➡火星 神の鉄槌 アーサー・C. クラーク Arthur C…
エターナルチャンピオンのことも知らずにこの本を購入したのは1972年。まあ、今作はエターナルチャンピオンとは関係ないですけど。宇宙戦艦ヤマトの初回放送も、もちろん999の連載も開始されていない頃、ただただ、松本零士氏のカバーイラストに惹かれてのことでした。 バロウズ氏の「火星のプリンセス」はすでに読んであったので、読み始めてしばらくはなんとなくデジャブを覚えながら読みすすめていました。 それにしても、後から読んで非常に印象に残っているエルリックやコルムといった主人公達に比べると、この火星の戦士シリーズの主人公マイケル・ケインは本当にヒーローしていましたね。当時、まだムアコック氏を知らなかった私…
映画が封切られる前のかなり長い間、SONY(?)のBRAVIAだかのコマーシャルの背景として「アバター」の一場面が使われていました。ネイティリが鳥に乗って巨大な木の周りを飛び回るシーンでしたが、DCコミックの「アベンジャーズ」などとは違うCGだけど自然な解放感、爽快感がすごく印象的でした。 アバター 3Dブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray] サム・ワーシントン Amazon 子供の時に読んだSF小説の陶酔感が甦る 昔、小学生の時に読んだSF小説 E.R.バローズの「火星のプリンセス」を思い出しました。遠い惑星で繰り広げられる冒険やロマンス。地球環境とはそもそも全然違うので、ど…
エンタメ全般に言えることだと思うが、人によって違うだろうと言うとそれで終ってしまう。 個人的にはパズルミステリーは古くならないように思う。ただし、トリックのネタがある短い期間だけ有効なものは難しいかも知れない。(なんだっけPHSの前に女子高生が使ってた文字だけ表示されるやつ) あとはサスペンスのあるものも古くならないと思う。 もちろん文学性の高いものも。 一方、倫理観が古いものは古く感じる気がする。 SFで言うと、「我はロボット」はミステリ要素が強いので、古く感じない。というか、このシリーズは三原則を確立したシリーズだけど、この三原則ミステリという分野はほぼアシモフくらいしか書いてないのではな…
吉岡平さんの「南軍騎兵大尉ジョン・カーター」(ソノラマ文庫1061)を読んだ。このタイトルを聞いて、どういう話かピンと来た人向けの作品である(どこにどれだけそういう人がいるのか?)。この小説はエドガー・ライス・バローズの「火星シリーズ」の二次創作作品である。以前読んだ「火星の土方歳三」や「金星のZ旗」はもし土方歳三や秋山真之が「火星シリーズ」の舞台である火星や金星に降り立ったら?という話であったが、こちらはまごうことなき「火星シリーズ」の主役ジョン・カーターを主役としたお話。amabiee.hatenablog.com「火星のプリンセス」は元南軍騎兵大尉のジョン・カーターが火星に跳んだところか…
※この記事は、2024年2月に更新しました。 海外ドラマ好きのあいだで、一目置かれているのがHBOの作品です。HBOとは、『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ウォッチメン』を生み出したアメリカのケーブルテレビ局のこと。 そんなHBO作品の中でも、いま見ておくべき海外ドラマがあります。それが、『ラヴクラフトカントリー』です。 この記事では、『ラヴクラフトカントリー』の配信サイトとあらすじ、見どころについてお伝えします。 ドラマ『ラヴクラフトカントリー』原作は? クトゥルフ神話との関係は? Amazonプライム? Netflix?ドラマ『ラヴクラフトカントリー』無料で視聴できる配信サイトはどこ? ドラ…
中国の人気SF作家であるケン・リュウ編のアンソロジーのタイトルになった『折りたたみ北京』で、日本でも有名作家になった著者ですが、これまで『郝景芳短篇集』や『人之彼岸』の短編集しか紹介されていませんでした。本書は邦訳されたはじめてのSF長編です。 22世紀。地球の開発危地にすぎなかった火星は、35年前の戦争によって独立を果たしています。地球とは対等の関係にあるとはいえ、人口は200億vs2千万人。巨大なドームシティにすぎない火星は、厳しい環境下にあることもあって禁欲的な独裁体制の下にありました。しかし、友好のために地球への使節として5年間をすごした少年少女たちの帰還とともに、火星の歴史は大きく変…
・なんともう6月になりました。あろうことか今年ももう半分が過ぎようとしています。こんなことをしている場合ではないのです。気を確かに持って頑張りましょう。 ・模型工作がベースにあったらちょっと違ったかもと思う。普通はコレクションまたはブンドド(お人形遊び)がメジャーな楽しみ方だしメーカー側も基本的にそういう展開をしているように思うのでこういう人は結構いると思う。 >鉄道模型から完全撤退することに決めました。 | あそぶログ! ・もう製品は見ない買わない増やさないと決心していたのに先日またたまたま見つけた車両のカラーリングの美しさに惹かれてポチってしまって大反省中。でも届くのが楽しみ。>Tavat…
今日の宝塚は快晴です。外気温は 15時現在 22.4℃ で心地よい風が吹いています。 中学1年の時に初めて購入した文庫本は E・E スミス (著) 銀河パトロール隊 レンズマン・シリーズ だったのですが これと 元祖転生物と言えないこともない エドガー・ライス バローズ (著) 火星のプリンセスを Amazon で見つけました。 それぞれ kindle版で 358円と 200円です。 いよいよ胃がんの摘出手術の日程が決まりましたので ベッドの上で暇つぶしに読むのにはちょうどいいでしょう。簡単な手術のようですが 1週間ほどの入院になるようで、部位的には 内視鏡で手術するには 難しい場所だそうです…
マイク・ホッジス監督、サム・J・ジョーンズ、メロディ・アンダーソン、オルネラ・ムーティ、ティモシー・ダルトン、トポル、ブライアン・ブレスド、ピーター・ウィンガード、マリアンジェラ・メラート、マックス・フォン・シドーほか出演の『フラッシュ・ゴードン 4K』。1980年作品。 原作はアレックス・レイモンドの同名のコミック・ストリップ(新聞連載漫画)。 音楽はクイーン。プロデューサーはディノ・デ・ラウレンティス。 www.youtube.com www.youtube.com 謎のエネルギー光線によって月が軌道から引き離され、地球に急接近する。その原因が地球外生命体にあると確信した科学者ザーコフ(ト…
「ライトノベルって、簡単に読めて面白く、軽い小説のことだよね」 前にライトノベルが好きですと、書いたことがある。この時、俺は本当単純に「軽くて、かつ簡単に読める」小説がライトノベル、と言う認識だった。そして、面白ければ、言うこと無し。そういう「簡単に読めて、面白い、軽い」小説が大好きなのだ。 別に、ライトノベルと一般小説を別けて考える必要は無いんだけど、「好きな分野は?」と聞かれた場合、「ライトノベルか、ライトノベル風の小説」と言えば、大体分かる。まぁ、この歳だと大抵バカにされるが。 ところが、あるブログで「ライトノベルの定義」みたいなテーマがあり、下のように書いてあった。つまり、 明確に定義…