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火野葦平

(読書)
ひのあしへい

(1907-1960) 小説家。福岡県生まれ。本名、玉井勝則。早大中退。「糞尿譚」で芥川賞を受賞。「麦と兵隊」「土と兵隊」「花と兵隊」の三部作で戦争文学の代表作家となった。他に自伝的長編「花と竜」など。

三省堂提供「大辞林 第二版」より

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あえて世代論のようなことをするならば、わたしにいわせれば、「ロスジェネ世代」は、本当の人間愛に対する理解も信用も、そして実行もまったく足りていない、とりつくろいだけは異常にうまい。そしてそれは大嫌いな「昭和(バブルはまた別扱い)」などから、ゆがんでうけついだものにすぎない。本気で反論する人が少ないだろうし、わりと簡単にそう言い切れてしまうこと自体、はっきりいって異常だ。異常な事はまっとうにしないといけないのに。

なんでこういうことを言うか、たとえばペシャワール会「元」代表の中村哲氏は、中国帰還者連絡会や元「慰安婦」よりおそらく圧倒的に有名な人だが、あの人が火野葦平という作家のおい、という情報があったとして、「何かあったんだろうなあ」とちゃんと気持ちをこめて言っていた「ロスジェネ世代」の人は、わたしが見るかぎり、一人もいない。そして「昭和」世代も同じだった。それは、人間の愛情というもの対して致命的に鈍感ということだとつくづく感じる。そんな連中の支持するシニシズムはうすっぺらな情けないものだろうし、正直、卑しいので、ついていけない。