『山本作兵衛と炭鉱の記録』をご存じでしょうか? どこで見たのか覚えていないのですが、一目見たときから忘れられない絵となりました。 素人くさくて、でも力強くて、どこかユーモラスで、エロティックな感じもありました。 偶然本屋さんで見つけたときは、「お前さん、ここにいたのかい」とばかりに本を掴んでレジに走りました。 この本は、山本氏だけでなく、他の炭鉱画家の画も載っています。 この時代の炭鉱の様子がフィルムにも残されていることがわかります。 作兵衛氏は、 片言交じりで 恥ずかしいのもかえりみず、 絵や文にしたのは 数百年後の子孫のため、 明治、大正、昭和の ヤマはこうだったと いっておきたかったから…