ジョギングを始めたのは昨年の7月の終わりのことだった。特に何か目的——例えば健康のためとか、ダイエットのためとか、ストレス解消とか——があったわけでも、フルマラソンに挑戦といったような野心があったわけでもない。ある暑い夏の夜、気がつけば僕は走り出していた。空には満月が浮かんでいた。それから半年の間に走行距離は1000kmを超え、ランニングシューズを買い替えた。昨夜のジョギングはとても気持ちが良かったので、何か書いてみようと思い筆を執った。この文章の行先はこの段階ではわかっていない。ジョギングと同様、まずは書き始めることにした。おぼろげながら見えているゴール、結論めいたものを先に言うならば、「僕…