私は型というものを求めていた。 自分の軸となる型である。 しかし、どうやらそのようなものなないと知ったのはおよそ最近である。 学生の時代にはこの型というものを探すためにいろいろやった。 いやみんなが思うほどいろいろはやっていないかもしれない。 私なりにやったということではある。 しかし、型を探すためにいろいろやった結果、結局何一つとしてハマるものはなかった。 僕は一体なにがしたかったのだろう。 型があるととても楽だ。 型があれば迷ったらそこに行けばいい。 それを信じればいい。 そこに託せばいい。 そこに依存すればいい。 しかし、そういったものがないと迷いが生じる。 僕はどうしたらいい。 なにを…