マカロニ・ウエスタンやアメリカン・ニューシネマの先駆けのような作品で 復讐の鬼の主人公も、グレゴリー・ペックより いかにもクリント・イーストウッドが演りそうな役柄 原作があるということなので たぶん「罪人を赦す」という宗教的な教えと 怒りや憎しみといった実際の人間の感情の アンバランスがテーマなのだろう、とは思うんですが 女性がレイプされたり、真犯人が別人だったという 決してスカッとしない結末を 無理やりハッピーエンドにするのは、やはり違和感がありますし 主人公の気持ちの変化も突然で、伝わらない (この頃のペックはまだ大根役者と呼ばれている) それでもオープニングの音楽からワクワクするし ブレ…