最近、発熱で受診するお子様の増加に伴い、熱性痙攣を起こすお子様が増えています。 通常は、待合室で熱性けいれんを起こすお子様は、月に1人いるかいないかですが、この6月だけで4~5人いらっしゃいます。 今日は、熱性けいれんについて解説させていただきます。 1.熱性けいれんとは? 主に、生後6ヶ月から5歳までの乳幼児に起こる、38度以上の発熱に伴う、けいれん発作です。けいれんの原因は明らかではなく、子どもの脳は未熟で急な発熱に対応できないためといわれています。日本人の約7~8%に起こります。 2.けいれんの起こり方は? 多くは、全身性のけいれんで、左右対称に、手足が突っ張る,がくがく, ピクピクする…