8月29日、池袋の新文芸坐で上映された映画「レ・ミゼラブル」を見てきました。アンリ・フェスクール監督による1925年のサイレント映画です。今回は、片岡一郎氏と上屋安由美氏による生の活弁と演奏付きでの上映でした。重厚長大かつ難解な作品であり、感想記事を書くのに時間が掛かってしまいました。*以下、【【ネタバレあり】】です。舞台は19世紀のフランスです。1814年、皇帝だったナポレオンが失脚しブルボン朝による復古王政が始まり、そして1830年の七月革命でルイ・フィリップの王政に移行した時代です。タイトルの「レ・ミゼラブル」とは、哀れな人々という意味です。国の体制が目まぐるしく変わる中で、主人公のジャ…