国木田独歩の小説。初出:明治34年11月「小天地」 明治28年9月、独歩は佐々城信子と将来の希望を語り合い、北海道での生活を夢見た。清教徒的な開拓精神にみちた生活にあこがれた。空知川の沿岸まで土地選定のためにでかけることまでしたが、周囲の事情で、その生活は実現しなかった。この作品に出てくる北海道へのあこがれは、独歩が持っていたものである。 哲学的な問題を扱ったこの作品は、技法とともに清新なものであった。
牛肉と馬鈴薯・酒中日記 (新潮文庫)
国木田独歩 (明治の文学)
眼鏡堂書店の蔵書より、独断と偏見に塗れた”もっと読まれてもいい本”を紹介しつつ、全力でニッチな方向へとダッシュする【眼鏡堂書店の本棚】。 今回ご紹介するのは、残念ながら開催中止となった1月の読書会の課題図書、片山恭一の『世界の中心で愛をさけぶ』です。 世界の中心で愛をさけぶ/片山恭一 言うまでもないことですが、『セカチュー』です。 2024年にセカチューとか正気か?と思われるかもしれませんが、眼鏡堂書店は正気です。たぶん。 歴代最高売り上げ321万部を誇る怪物的なヒット作。ドラマ版ではヒロインを綾瀬はるかが、映画版では長澤まさみが演じて大変話題になりました。なにより、『セカチュー現象』と呼ばれ…
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【きょうの人】 0715 黒田 清輝 日本を代表する明治・大正の洋画家 ■ 国木田 独歩 小説家・詩人 「武蔵野」 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。 ■ 黒田 清輝 日本を代表する明治・大正の洋画家 くろだ せいき 1866年8月9日(慶応2年6月29日)- 1924年(大正13年)7月15日 日本を代表する洋画家で、晩年は貴族院議員として活躍した政治家でもあります。従三位、勲二等を授与されている子爵です。 通称は、新太郎(しんたろう)で、名の清輝は、本名は「きよてる」ですが…
茅ヶ崎市美術館は、折にふれ、湘南ドライブをするつもりで訪れている。もちろん目的は企画展の鑑賞だが、カフェでの地元食材を使ったランチも楽しみである。横浜の自宅からは片道 1時間半弱。美術館のある緑地の駐車場に、開館時刻の少し前に着く。 www.chigasaki-museum.jp 今回の展覧会は「イギリス風景画と国木田独歩」。国木田独歩と言えば自然主義の作家で『武蔵野』という作品が有名である。中学生の時、国語の授業で『牛肉と馬鈴薯』を読んだのを覚えている。その国木田独歩と、イギリス風景画に何の関係があるというのだろう? Web サイトから展覧会の概要を引用する: 国木田独歩(1871-1908…
【きょうの人】 0629 ■ 瀧 廉太郎忌 荒城の月 ■ 国木田 独歩 武蔵野 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。 ■ 瀧 廉太郎忌 たき れんたろう 1879年(明治12年)8月24日 - 1903年(明治36年)6月29日 日本の音楽家、作曲家で、明治の西洋音楽黎明期における代表的な音楽家の一人です。一般的には「瀧」は「滝」と表記されることも多く、「荒城の月」という名曲と共に、日本人には親しまれています。 父・吉弘は大蔵省から内務省に転じ、大久保利通や伊藤博文らのもとで内務…
【きょうの人】 0623 国木田 独歩 小説家、詩人、ジャーナリスト 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。 ■ 国木田 独歩 小説家、詩人、ジャーナリスト くにきだ どっぽ 1871年8月30日(明治4年7月15日) - 1908年(明治41年)6月23日) 日本の小説家、詩人、ジャーナリスト、編集者で、千葉県銚子に生まれ、広島県や山口県で幼少期を過ごしました。 幼名を亀吉、後に哲夫と改名し、筆名は独歩の他、孤島生、鏡面生、鉄斧生、九天生、田舎漢、独歩吟客、独歩生などがあります。…
『色々なことを考へて久しぶりで自己の存在を自覚したやうな気がする。これは全く孤独のお蔭だらうと思ふ。国木田独歩 『定本 国木田独歩全集 第四巻」 「都の友へ、B生より」(学習研究社)』 孤独を恐れる人は多いように感じます。 寂しがり屋の人は特にそうで、常に、誰かと連んでいたくなるようです。 でも、一人の時間は大切ですね。 私は、一人で居ることも好きです。 考えておく必要があるのは「孤立」です。 これは、孤立無援を想起させますから、その対策も必要ですね。 でも、孤独は、誰にも邪魔されない自分だけの空間です。 その空間に、インターネットなどがリンクしてきて、支配されようとしている時代ですね。 そう…