真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。 💭ポイント 大臣が牛飼いの専門性を尊重し、無知な供を嗜める話。自分の専門外のことには口を出さず、専門家を敬うべきだという教えが示されている。 『徒然草絵抄』(小泉吉永所蔵) 出典: 国書データベース 🌙現代語対訳 太政大臣の今出川様が、嵯峨へお出かけになった時に、 今いま出で川がわの大臣殿おほいどの、嵯峨さがへおはしけるに、 有栖川を渡る、水が流れる浅瀬で、 有栖川ありすがわのわたりに、水みずの流ながれたる所ところにて、 牛飼…