「鎌倉殿の13人」第十二回「亀の前事件」を視聴した。 時政の後妻の牧の方が、政子の権勢が自分を凌いでいくことへの嫉妬から、「後妻(うわなり)打ち」をやれとそそのかし、牧の方の兄(牧宗親)が政子の命を受けたという形で実行する。 牧の方としては、頼朝と政子の夫婦仲にひびが入るのを見物して溜飲を下げつつ、北条氏での自分の立場を政子よりも高めて、跡継ぎ問題などで優位に立ちたい、という程度の思いだったのかもしれない。 この後の歴史(牧氏事件とか)を思えば、牧の方という若い後妻の嫉妬と野心が、何人もの人の死の引き金を引いたと言いたくなるけれども、野心を抱いて互いに足を引っ張り合う御家人は他にもたくさんいた…