極秘 日本革新運動秘錄 序 一、此の一篇は作文でも又小説でもない。鋏と糊による忠實な資料の羅列に過ぎない。こういふものに主觀は禁物と云ふ省察を加へつゝ執筆した。 二、然し乍ら用ひた資料は大部分機密に屬するものであって、直接事務擔當者にのみ限定して配布する。此意味より取扱は充分注意されたい。 三、前半(十月事件迄)は年報のなき頃であるから少し冗長過ぎる程詳細に記述した嫌があるかも知れぬが、後半は資料を精選した。(原則として年報にあることを省いた) 四、故あって匆忙の裡に編輯したから、後から讀んで見て、充分意を盡して居ない所、書落した事が多い。 五、他日役所のものとしての眞に權威ある内容にしたいと…