電化設備、行き止まり区間、観光需要低下、万座・鹿沢口-大前の末端区間の特性等から? JR東日本が3月22日に、吾妻線長野原草津口-大前の区間について、交通体系に関する協議を群馬県、長野原町、嬬恋村の3自治体に申し入れたことが話題になっています。 今回は、JR東日本が吾妻線の末端側、長野原草津口以遠を、交通体系協議に選んだ背景を考えてみたいと思います。 吾妻線渋川-大前55.3キロのうち、長野原草津口-大前は13.3キロで、吾妻線全線の約4分の1を占める距離です。 この吾妻線末端区間の輸送密度(1キロあたりの1日平均利用者数)は2022年度1日平均263人、営業係数では100円の収入を得るために…