日大アメリカンフットボール選手のレイト・タックル事件が巷の話題となっている。 昨日おこなわれた本人の記者会見をみると愚行はどうも本人の意志ではなかったようだ。 この不祥事にたいする日大の一連の対応はあの戦争末期に起きた特攻隊の悲劇を想起させる。 特攻は志願制だったといわれたがそれは当初だけのことのようだ。 特攻作戦を開始した直後、散華した若者とその戦果は華々しい美談に仕立て上げられ国民歓呼の声に特攻は迎えられた。しかし、それは特攻予備軍たる若者への無言の「義理の強制」となったのではないだろうか。彼らに対する国を挙げての好意と信頼にたいする「お返しとしての義理」さらには軍隊の仲間内では臆病者とい…