先日(9/2)に判決が出た池袋暴走死傷事件は、事件そのものよりそれへの反応の方が、今までになく後味の悪いものになってしまっている。 遺族の気持ちは分かるとしても、本来やるべきことは二度とこのような事件が繰り返されないよう制度的改革を働きかけることのはずだ。 その方が絶対、亡くなった家族にも喜んでもらえるに違いないのだから。 20年以上前のことになるが、山口県光市の母子殺害事件というのがあって、遺族がテレビ出演していて、(犯人が)出所してきたら殺します、と物騒なことを言っていた。 その遺族にしても少なくとも犯罪被害者救済制度の推進には大いに功績があった。 ところが今回の事件では、ひたすら被告への…