猫バンバンとは、自動車を走らせる前にボンネットをバンバンとたたき、冬場にぬくもりを求めてエンジンルームに入り込んでいる猫に知らせること。
「猫を死なせないように」との思いを込めた日産自動車の呼びかけを機に共感を呼び、ツイッターなどで広がっている。
日産自動車の国内公式ツイッターが2015年11月、猫の写真を付けて呼びかけ始めたのがきっかけ。小動物は車体のすき間からエンジンルームに入ることがあり、ファンベルトが回ると巻き込まれる恐れもある。そこでマーケティング担当社員らが「冬場の啓発の一つ」として発信した。
リツイートは2016年1月末の時点で1万に迫り、「優しいツイートをありがとにゃ〜」「気をつけなきゃ!」といったコメントも寄せられた。予想外の広がりを受け、日産は「さらに周知を」と「#猫バンバン プロジェクト」を開始。特設サイトをつくり、猫をあしらった100枚限定のマグネットを用意した。
日本自動車連盟(JAF)も各支部のホームページなどで「ボンネットをパンパンしましょう」「『ボンネット コンコン』でトラブル防止」と呼びかけている。