僧侶・作家。東日本大震災復興構想会議のメンバー。 1956年福島県生まれ。慶應義塾大学文学部中国文学科卒。 『中陰の花』で第125回芥川賞を受賞。 主な著書には『アブラクサスの祭』, 『化蝶散華』, 『御開帳綺譚』, 『アミターバ』, 『まわりみち極楽論』などがある。 デビュー作は『水の舳先』。 2009年度より花園大学客員教授。
一条真也です。20日の朝、父の月命日の法要を行いました。命日は故人が亡くなった月日のことですが、月命日は別名「月忌」とも呼ばれ、故人が亡くなった日と同じ日にちを意味します。今月も、親族揃って参加しました。 ご住職に三春の写真をお見せしました 三春の福聚寺についてお話ししました この日は、月命日ということで遺族が実家に集まり、黄檗宗広寿山福聚寺のご住職をお迎えして、法要を行っていただきました。足の悪い母が到着するまで時間があったので、ブログ「玄侑老師を訪ねて福聚寺へ」で紹介した福島県三春のお寺の写真を広寿山福聚寺のご住職にお見せしました。玄侑宗久先生との対談本『仏と冠婚葬祭』(現代書林)もご住職…
一条真也です。17日の夕方、東京から北九州へ戻りました。18日早朝から、松柏園ホテルの神殿で月次祭が行われました。 ホテルの貴賓室には父の遺影が・・・ 朝、ホテルに到着して貴賓室に入ったら、デスクの上に父である佐久間進名誉会長の遺影が置かれていました。父は、いつも見守ってくれています。わたしは遺影に向かって「これから月次祭と天道塾です。もうすぐ、銅像も完成しますよ」と語りかけました。 神事の冒頭で一同拝礼! 月次祭のようす 月次祭のようす 玉串奉奠で拝礼しました 皇産霊神社の瀬津禰宜によって神事が執り行われました。サンレーグループを代表して、わたしが玉串奉奠を行いました。会社の発展と社員の健康…
一条真也です。15日、ブログ「三春の滝桜」で紹介した日本三大桜の1つを見学した後は、雨の中をタクシーで福聚寺に向かいました。福聚寺は、福島県田村郡三春町にある臨済宗妙心寺派の寺院です。山号は慧日山。本尊は釈迦如来です。 福聚寺の山門 福聚寺の山門にて 福聚寺の住職は、芥川小説家でもある玄侑宗久先生です。このたび、玄侑先生とわたしの対談本である『仏と冠婚葬祭』(現代書林)が刊行されましたので、そのお礼を兼ねて参拝させていただきました。あまりにも素晴らしいお寺なので驚きました。1万5000坪の広大な敷地で、庭園には桜が咲き誇っています。特に、しだれ桜が見事でしたが、これは滝桜の最初の子孫だそうです…
一条真也です。19日の夜遅く、東京から北九州に戻りました。「春分の日」となる20日は彼岸の中日。わたしは、菩提寺である広寿山福聚寺で行われた「春彼岸法要」に参加しました。 広寿山福聚寺 広寿山福聚寺の前で 広寿山福聚寺の由来 広寿山福聚寺のようす 広寿山福聚寺は黄檗宗の寺院で、1665年(寛文5年)に小倉藩小笠原初代藩主忠真が菩提寺として建てたものです。1866年(慶応2年)の長州藩との戦いの時、1802年(亨和2年)に再建された寺に、自ら火をつけましたが、本堂や入り口の門、鐘つき堂などは焼けず、当時のまま残されています。境内には、小笠原忠真の墓をはじめ小笠原氏とゆかりのある人々の墓があります…
一条真也です。3月20日になりました。ブログ「地下鉄サリン事件30年」で紹介したようにオウム真理教による「地下鉄サリン事件」の発生から30年目の日です。テロリズムに走ったオウム真理教は「仏教」を名乗っていましたので、あの日は日本の仏教界にとっても忘れられない日となりました。 『仏と冠婚葬祭』(現代書林) それから30年後、121冊目の一条本である『仏と冠婚葬祭』(現代書林)の見本を手にしました。「仏教と日本人」というサブタイトルがついています。ブログ「玄侑宗久先生との対談」で紹介したように、わたしは昨年5月22日に、芥川賞作家で臨済宗福聚寺住職の玄侑宗久先生と対談しましたが、その内容が本書に掲…
一条真也です。2月になりました。1日の午前8時45分から、わが社が誇る儀式の殿堂である小倉紫雲閣の大ホールにて、サンレー本社の総合朝礼を行いました。 総合朝礼前のようす 最初は、もちろん一同礼! 社歌斉唱のようす 登壇して社長訓示を行いました 一同礼の後、全員で社歌を斉唱しました。その後、社長訓示の時間となり、わたしが登壇しました。わたしは、まず、「この前、年が明けたと思ったら、もう3月です。本当に時間が過ぎるのは早いですね」と言ってから、以下の話をしました。福岡・佐賀両県で結婚式場を運営するA社が、破産申請をする準備に入ったことが判明しました。同社を巡っては、新型コロナウイルス対策に伴う国の…
一条真也です。東京に来ています。バレンタインデーとなる2月14日は忙しい1日でした。なにしろ、雑誌のインタビュー取材が1本、業界の会議が2本あり、グリーフケアの関連映画を3本観たのです。 冠婚葬祭総合研究所の図書室で ずらりと並んだ一条本! 最新作に置かれています! 一条本の棚の前で インタビュー取材を受けた雑誌とは、「月刊住職」(興山舎)です。その名の通り、寺院住職実務情報誌で、日本中のお寺のお坊さんが購読されています。同誌の上野ちひろ副主任が 一般財団法人 冠婚葬祭文化振興財団の本部にお越し下さいました。取材の場所は、財団内にある冠婚葬祭総合研究所の図書室でした。ここには 120点を数える…
一条真也です。116冊目の「一条真也による一条本解説」は『ロマンティック・デス』(オリーブの木)です。本書には、「死をおそれない」というサブタイトルがつけられています。2024年4月23日に刊行されました。 『ロマンティック・デス』(オリーブの木) 『ロマンティック・デス』の著者名は「一条真也」ではなく、株式会社サンレー代表取締役社長の「佐久間庸和」となっています。 本書の帯 本書の帯には、作家・福聚寺住職の玄侑宗久先生の「日本人の古層に宿った物語が、いま佐久間さんによって新たに甦った。これは現代人の安らかな死を支える、ゆるぎない物語である。」と書かれています。ありがたいことです。 本書の帯の…
未明起床。雨。 寒さはあまり気にならない方なので、これまで半袖一枚で過ごしていたのであるが、さすがに長袖にした。 NML で音楽を聴く。■ドビュッシーの前奏曲集第二巻で、ピアノはアルド・チッコリーニ(NML、CD)。 ■シュトックハウゼンのピアノ曲 XI, I - IV, VIII, VII, XI で、ピアノはザビーネ・リープナー(NML)。完全に消化された、洗練された美しいシュトックハウゼン。現代音楽の演奏も進化しているのだな、シュトックハウゼンがこんなに美しくていいのか、というくらい。ザビーネ・リープナーは 10.23 にケージの「冬の音楽」の世界初録音を聴いて知った、現代音楽の優れたス…
一条真也です。7月7日は「七夕」ですね。七夕は星に願いをかけるロマンティックな年中行事です。今から14年前、2010年の7月7日、わたしはある願いを星にかけました。 神道・儒教・仏教の最高の入門書 わたしが14年前にかけた願いとは、神道・儒教・仏教の日本三大宗教の第一人者と対談するというものでした。その目的は「日本人の心の秘密を明らかにすること」。ブログ「混ざり合った日本の私」に書いたように、日本人の「こころ」は神道・儒教・仏教の三本柱によって支えられているというのがわたしの考えです。そして三宗教には、それぞれに最高の入門書があります。神道は、『神道とは何か』鎌田東二著(PHP新書)。儒教は、…